ARTIST : Sextile
TITLE : yes, please.
LABEL : Sacred Bones Records
RELEASE : 5/2/2025
GENRE : techno, rave, postpunk, newwave
LOCATION : Los Angeles, California
TRACKLISTING :
1. Intro
2. Women Respond to Bass
3. Freak Eyes
4. Penny Rose
5. Push Ups
6. Kids
7. Bongos
8. S is For
9. Rearrange
10. Resist
11. Kiss
12. Hospital
13. Soggy Newports
Sextileの最新アルバム『yes, please.』は、常に変化を求めるLAのデュオMelissa ScadutoとBrady Keehnによる、エネルギッシュな作品です。このアルバムは、アナーキーなエレクトロファイヤーと個人的な回想を融合させ、スピーカーを壊すほどの重低音を特徴としています。
『yes, please.』はコントラストに満ちたアルバムで、過剰さを楽しみながらも心を曝け出す脆弱な作品です。イントロのレイブサイレンは、2000年代のニューヨークのハウスパーティーやブルックリンの倉庫を彷彿とさせます。「Freak Eyes」と「Rearrange」では、エレクトロクラッシュの精神が感じられ、「Women Respond to Bass」では、荒々しいダンスフロアのボムが炸裂します。「Push Ups」はJehnny Bethのボーカルをフィーチャーした、シンセサイザーとホーバーベースが強化された純粋なマッスルミュージックです。
しかし、スローガンやモンスターのダンスエネルギーの背後には、痛みや人生を変える出来事について語る親密さが隠れています。「Hospital」と「Soggy Newports」は、ニューヨーク州の施設でのScadutoの悲惨な経験を反映しており、「Resist」は中絶の権利、「Penny Rose」はアメリカの教育、AI、未来の世代を探求しています。Scadutoの伸縮自在なボーカルは、「S is For」の鋭いシンセから「Kids」のトランスポップの高みまで輝いています。
『yes, please.』は、野生で魅惑的なダンス曲が詰まったアクション満載のレコードであり、同時に生きることの証です。Sextileは、新しい自由な音楽の作り方を受け入れることで、これまでで最も創造的な作品を作り上げました。しかし、彼らにはまだまだ多くのものを提供できることを感じさせます。