Qasim Naqvi – Chronology

ARTIST : Qasim Naqvi
TITLE : Chronology
LABEL : Erased Tapes
RELEASE : 7/30/2021
GENRE : ambient, experimental
LOCATION : New York

TRACKLISTING :
1.Kindly Static
2.Aftertouched
3.Head Within a Head
4.Turtle on Fire
5.Chronology
6.Mt. Erased
7.Aftertouched

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パキスタン系アメリカ人の作曲家であり、カルトトリオ Dawn of Midiのドラマーでもある (カシム・ナクビ)による貴重なアナログシンセサイザー組曲 ‘Chronology’ が、ついに から世界同時発売されます。

もともと2016年にデジタルのみで構想された ‘Chronology’ は、カシムの初めての電子音楽のリリースでした。これまで即興音楽やクラシック音楽の世界に身を置いてきたナクヴィの初の電子音楽アルバムは、コンピュータの豊富な選択肢を捨てて、故障した古いムーグモデルDのシンセサイザーだけで作られるのがふさわしいと思われました。

Naqviによると、「機能的には、このシンセサイザーはちょっと不調でした。低レベルの白い電気ノイズが発生し、いくつかのツマミは不規則だった。時には電源が切れて、アイデアがそこで終わってしまうこともありました。まるで古代のものを死から蘇らせて、それを適応させているようでした。しかし、音というものは、常に面白い結果をもたらすものです。」

このような異常性をうまく利用して、作品全体には、おそらく他のModel Dでは再現できないようなユニークなサウンドシグネチャーが生まれました。

「コンピュータというと、無限の選択肢と、アイデアを思い出すための豊富なメモリを思い浮かべます。ムーグは、その逆のアプローチをとっています。ムーグは、ディスクリート回路、3つの電圧制御されたオシレーター、オシレーターの輪郭をコントロールするためのツマミを備えた、手触りの良い機械です。モノフォニックなので、コードやポリフォニックな演奏はできません。この機能がない分、段階的にアイデアを重ねていく必要がありました。また、保存やプリセットの呼び出しもできません。音を出したらそれで終わりです。設定を書き留めておかないと、その場で終わってしまいます。筆を使ったジェスチャーに似ています。一度キャンバスに叩きつけたものは、時間の中に留めておくこともできるし、永遠に消し去ることもできる」とカシム氏は振り返る。