ARTIST : PRIVAT
TITLE : Ein Gedachtnis Rollt Sich Auf Der Zunge Aus
LABEL :A L T E R
RELEASE : 5/21/2021
GENRE : minimal, ambient, newave
LOCATION : Vienna, Austria
TRACKLISTING :
1.Gebiss
2.Unterhaltung
3.Die Kassette
4.Gedächtnis
5.Gesicht
6.Finger
7.Das Parkett
8.1999
9.Medikamente
10.Die Asche
11.Momente
PRIVAT は、ウィーンを拠点とするバンド。Robert Pawliczek と Robert Schwarz によるこのデュオは、1回のライブと1枚のコンピレーションへの参加のみで、現存する情報は少ない。にもかかわらず、PRIVAT の邪悪な強さの中には、斬新な戦術と閃きが豊富に含まれており、過去10年間の音楽と視覚芸術における二人の累積的な活動を集約したものとして納得できる。
Robert Schwarz は、建築とコンピュータ・ミュージックの分野で活躍しています。いくつかのレーベルでフィールド・レコーディングや実験的な作品を発表し、ヨーロッパで最も冒険的な芸術活動を行っている機関の展覧会にも参加しています。また、ウィーンのフェスティバル「PARKEN; Or, Live in the Park」の共同設立者であり、キュレーターでもあります。「PARKEN; Or, Live in the Park」は、実験的な形態の音楽を公共の場で媒介することを目的としています。
Robert Pawliczek は、コンセプチュアル・アーティストであり、ミュージシャンでもあります。彼の作品は、スリーブを飾ったり、付属のビデオ資料で見ることができます。Pawliczek は、ここ数年、ベルリンを中心に活動しているいくつかの優れたグループやプロジェクトに参加しています。Bobby Would、Heavy Metal、Itchy Bugger、Pitva などです。
アントワープで、デニス・タイファスの元ギャラリー Pinkie Bowtie で出会った2人は、ミニマルな電子音楽への共通の親近感とスパルタンな冷たさへの美的嗜好を軸に、2018年に Privat の制作を開始しました。’Ein Gedachtnis Rollt Sich Auf Der Zunge Aus’ は、彼らの盟約を実現した作品です。このアルバムでは、リズミカルなエレクトロニクスの推進力と、2人の実験的なルーツを示すようなテクスチャーのパレットとのバランスを慎重にとった作品群が紹介されています。淡々としたボーカルが全編に渡って披露され、ある種の冷ややかな共生関係を築いています。真のアレンジで和らげられたこのアルバムには、陰鬱な瞑想をまとめるソングライター的な核があり、インダストリアル・ミュージックのテープに録音された悲哀の中で培われたものと同様に、モロダーの生々しさと比較する瞬間を刺激しています。
