Prism Shores – Out From Underneath

Prism Shoresは、モントリオール出身のバンドで、片足をC86に傾倒したインディポップの荒廃的な世界に、もう片足を初期の英国シューゲイザーのきらめきに置いています。彼らのサウンドは、長年にわたってジャンルにおける指針となってきた（Sarah、Creation、Flying Nun）を彷彿させながらも、独自の個性的な印を残しています。

Out From Underneathでは、バンドはライヴ演奏をテープに録音し、それを雰囲気のあるオーバーダビングやスタジオでの実験と組み合わせることで、音のパレットを広げています。より野心的なテクスチャとアレンジに自信を持って落ち着いています。歌詞の内容としては、このアルバムは若者たちの倦怠感や、慣れない街での生活に慣れていく過程、激動の時期に経験する成長の痛みに焦点を当てています。思索的で、感情の深みに満ち溢れたこのアルバムは、自己反省的な憂鬱を何らかの形でカタルシスへと導く、夜のアルバムです。