ARTIST : Pelican
TITLE : Flickering Resonance
LABEL : Run For Cover Records
RELEASE : 5/16/2025
GENRE : postmetal, postrock, instrumental
LOCATION : Chicago, Illinois
TRACKLISTING :
1. Gulch
2. Evergreen
3. Indelible
4. Specific Resonance
5. Cascading Crescent
6. Pining For Ever
7. Flickering Stillness
8. Wandering Mind
Pelicanのアルバム『Flickering Resonance』は、シカゴのロックバンドが6年ぶりにリリースする作品です。このアルバムでは、2009年の『What We All Come To Need』以来となる創設ギタリストLaurent Schroeder-Lebecがバンドに再加入し、彼が他のギタリストのTrevor Shelley de BrauwやベーシストのBryan Herweg、ドラマーのLarry Herwegと共にバンドの黎明期に触発された精神を表現しています。彼らがシカゴのオールエイジハブFireside Bowlで共演した際、ポストハードコア、スペースロック、インディー、メタル、エモのバンドと共に影響を受けた多様な音楽スタイルが反映されています。
バンドの強力なサウンドは、長年の盟友Sanford Parkerによる録音を通じて維持されつつ、『Flickering Resonance』の楽曲はより人間的な側面を示しています。「Pining For Ever」や「Indelible」のような曲は、Pelicanのドゥームメタルの特徴を持ちながらも、ポストロックの風景に変換されたダウントューンのTexas Is The Reasonのように感じられます。また、リードシングル「Cascading Crescent」のような曲は、最も暗い風景の中でも生じる喜びの輝きを称賛するものとして、重いリフのキャバルケードが中盤で牧歌的なメロディのシュガーラッシュに転じることで表現されています。
Shelley de Brauwは、Laurentがバンドを離れていた10年間の休止期間について触れ、「Laurentが去った後も続けることができたことに感謝の気持ちを持つようになりました。この感謝の気持ちはバンドメンバーだけでなく、アルバム全体の各トラックにも表れています。」と述べています。Pelicanのコアには、個々に成長し続ける4人のメンバーがあり、その感謝の気持ちは常に表現されています。