ARTIST : Peel Dream Magazine
TITLE : Rose Main Reading Room
LABEL : Topshelf Records
RELEASE : 9/4/2024
GENRE : indiepop, indierock, psychedelic, kraut
LOCATION : Los Angeles, California
TRACKLISTING :
1.Dawn
2.Central Park West
3.Oblast
4.Wish You Well
5.Wood Paneling, Pt. 3
6.R.I.P. (Running in Place)
7.I Wasn’t Made For War
8.Gems and Minerals
9.Machine Repeating
10.Recital
11.Migratory Patterns
12.Four Leaf Clover
13.Lie In The Gutter
14.Ocean Life
15.Counting Sheep
Peel Dream Magazineの4作目となるフルアルバム『Rose Main Reading Room』は、瑞々しく魅力的なヘッドフォン・レコード。BBCラジオ1のレジェンド、John Peelをバンド名に冠したこのバンドは、アンダーグラウンド、クオリティ、そして「クール」と言わざるを得ないあらゆるものの裁定者であり、結成以来、モーターリック・クラウト・ロックからシューゲイザー、スペース・エイジ・ポップへとジャンルを飛び越える実験的な活動を続けてきました。
アメリカ自然史博物館やグランド・セントラル・ステーションなど、ニューヨークのランドマークを背景に、ソングライターのJoseph Stevensが個人的なストーリーを自然界の広い布に織り込み、本能、動物性、進化といったテーマに触れています。”Central Park West “や “Migratory Patterns “などのトラックで、Stevensと彼の主要メンバーであるヴォーカリストのOlivia Babuka Blackとマルチ・インストゥルメンタリストのIan Gibbsは、サイド1のクローズ “Gems and Minerals “のように、ドローンや様々なエレクトロニクスと並置された森林のサウンドパレットを呼び起こします。
リリース前のシングル “Wish You Well “と “Lie In the Gutter “は、しばしばステレオラブやヨ・ラ・テンゴと比較されるバンドの初期作品のドライヴ感を想起させ、”Dawn “のような曲は、アルペジオする木管楽器とマレットが、Steve ReichやSufjan Stevensの目を見開いたコンテンポラリー・クラシックを思い起こさせます。また、”Counting Sheep “や “Four Leaf Clover “で聴けるように、ブレイクビーツやアコースティック・ギターを取り入れたY2Kインディー・ポップのノスタルジーにも触れています。
“Oblast “は生意気にも相互確証破壊を突きつけ、”Ocean Life “は自分自身の中の無限性を探求し、”R.I.P. (Running in Place) “はあまりにも身近な閉塞感を解きほぐしています。それはすべて、Rose Main Reading Roomの輸送力の一部であり、その重要な要素でもあります。