Patois Counselors – Protection Racket

ARTIST :
TITLE : Protection Racket
LABEL :
RELEASE : 5/29/2026
GENRE : ,
LOCATION :

TRACKLISTING :
1. Sheer Radical
2. Cop City
3. Iceberg Status
4. Non-Zero Love
5. Generational Riffs
6. Flat No
7. Paywall Club
8. Outlaw Country

太陽が西に沈みゆく中、 をアメリカ屈指の偉大なバンドの一つとして認めるのは、もはや遅すぎるくらいです。『Protection Racket』は、ノースカロライナ州シャーロットを拠点に活動するこのグループにとって4作目のフルアルバムです。彼らは、『Limited Sphere』とスタジオ・ライブ盤『Enough: One Night At The Daisy Chain』をリリースした2024年からの波にいまも乗っています(もちろん、すべてEver/Neverレーベルからのリリースです)。『Protection Racket』において、リーダーでシンガーの Bo White、ギタリストの Lenny Muckle、ベーシストの Robin Doermann、シンセサイザー奏者の Krizia Torres、そしてドラマーの Taylor Knox からなるこの5人組は、がっちりと息の合った演奏を聴せる一方で、南部からのそよ風が吹き込んで不可欠な高揚感をもたらすことができるよう、適度な緩さも残しています。Patois Counselors が書くのは黄昏時のための曲であり、昼から夜へと移り変わる瞬間に演奏されるべきもので、たとえそれが一時間の魔法のような時間だけであったとしても、そこには無限の可能性が残されています。しかし、Patois Counselors にパワーを与えているのは、彼らのロマンチックな傾向と、2026年の社会に溢れる絶え間ない愚行を厳しく分析して骨抜きにする鋭い審美眼とのコントラストです。

「Sheer Radical」では、私たちが何百万人もの支配権を与えてしまった愚か者たちを非難しています――「何が根本を決定づけるのか?/まったく説明責任のない階級の全体だ/中身のない連中のためのキャメロットを見るがいい/そこでは金が歓喜の根源なのだ」。Bo White の歌詞は「境界線上にありながらも、概して的を射て」おり、それは彼が状況をしっかりと見据えていることを意味します。そしてその状況とは、目まぐるしく変化する純然たる嘘の塊のことです。「Cop City」は、まるで Devo が「Paint It Black」に挑んでいるかのように幕を開け、その後 Bo White が郊外の警察国家とその「ソフトな憎悪の適用」を解体していきます。ポストパンクの歴史的な伝説(Pere Ubu、The Fall、Wire)からインスピレーションを得ているバンドでありながら、Patois Counselors は Bo White のカミソリのように鋭い筆致のおかげで、このネットにどっぷり浸かった時代についての最高の楽曲を常に書き続けてきました。「Iceberg Status」では、「右にも左にもスワイプできない」くせに「キャプズロック(大文字入力)を連発する競馬の騎手たち」を嘆いています。過去10年間にわたり、沿岸部ではないノースカロライナ出身の彼らは、ワールド・ワイド・ウェブの自己否定的な渦を自信を持って乗りこなし、日常的に語彙集に加えるべき気の利いた言葉やフレーズを投げかけてきました。「Generational Riffs」は、Hüsker Dü にインスパイアされたギターとともに勢いよく始まり、Bo White が遺産やハイプ(過剰な宣伝)、小さな野心と肥大化した失敗という概念について思いを巡らせます。「Flat No」の大きなドラムと振動するシンセは、混沌の音にかき消されまいと Bo White が戦う中で、ミックスがリアルタイムで崩壊していくように聞こえるセクションで最高潮に達します。Patois Counselors にはキラーチューンでアルバムを締めくくる定評ある傾向があり、「Outlaw Country」もその流れを汲んでいます。バンドがアメリカン・ドリームの核心にある虚無を描き出す中、太陽は地平線の彼方に沈み、私たちは皆、次に何が起こるのかと思いを巡らせているのです。