Paisley Fields – Limp Wrist

ARTIST : Paisley Fields
TITLE : Limp Wrist
LABEL : Don Giovanni Records
RELEASE : 8/26/2022
GENRE : country, rock
LOCATION : New York

TRACKLISTING :
1.Black Hawk County Line
2.Ain’t Built For Speed
3.Iowa
4.Dial Up Lover
5.Junkyard Angel
6.Flex
7.Giddy Up Saturday Night
8.Jesus Loving American Guy (Limp Wrist)
9.Catch Me
10.Plastic Rosary
11.Canyon
12.Tomorrow Finds A Way

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2013年から活動しているは、ニューヨークのブルックリンとテネシー州のナッシュビルを行き来するシンガー、ソングライター、バンドリーダーである。

再結成したLavender のツアー・メンバーであり、彼らのアルバム ‘Blackberry Rose’ ではキーボードも担当している。新作 ‘Limp Wrist’ では、クィア・アイコンのアンディ・ウォーホルと、彼がコラボレーションしてきた無数のドラッグ・アーティストからインスピレーションを得ている。マンハッタンのピアノバーでの長年の経験から、カントリーミュージックへの愛情が薄れることはなく、青春時代の音楽へのオマージュを込めた2枚のアルバムをリリースしている。

‘Limp Wrist’ は、田舎のクィアネスと宗教が交差する場所を探求した作品である。ペイズリーの家族は敬虔なカトリック教徒で、彼は10代を通じて教区の公式な教会ピアニストとして、毎週日曜日に演奏していた。

このアルバムに収録されている曲は深く個人的なもので、2000年代初頭のアイオワ州の田舎でクローズドでクィアとして育ったことがどのようなものであったかに触れることが多い。”Black Hawk County Line” は、ペイズリーが高校3年生のときに元友人から暴露された話、”Dial Up Lover” は、ゲイAOLチャットルームにログインして、その地域の他の同性愛者を探した話、”Plastic Rosary” は、ロザリオを祈っていたら、天国に入れないと言われた経験を語っている。

最も個人的で伝記的な瞬間は、マシュー・シェパードが殺害された悲劇と、自分がいかに異質であるかをすでに認識していた彼が直感的な恐怖と格闘しなければならなかったことを語る “Iowa” である。

アルバムは、友情と希望のメッセージを伝える “Tomorrow Finds a Way” で、高揚した気分で幕を閉じる。

物語は彼のものだが、彼らが伝える感情-愛、孤独、欲望、恐怖-は、やはり普遍的なものである。