ARTIST : One Step Closer
TITLE : This Place You Know
LABEL : Run For Cover Records
RELEASE : 9/24/2021
GENRE : emo, hardcore, punk
LOCATION : Wilkes Barre, Pennsylvania
TRACKLISTING :
1.I Feel So
2.Lead To Gray
3.Leave Me Behind
4.Home For The Night
5.Pringle Street
6.Hereafter
7.Time Spent, Too Long
8.Autumn
9.Chrysanthemum
10.As The City Sleeps
ウィルクス・バーラの One Step Closerにとって、故郷という概念は複雑です。ボーカルの Ryan Savitski(ライアン・サヴィツキー)は、リード・シングルの “Pringle Street” で、「人生でこんなに遠くに感じたことはない」と叫んでいます。このアルバムの歌詞は、彼の故郷の正確な場所と転居の感覚の両方に結びついています。史上初のフルレングスアルバムであり、Run For Coverのデビュー作である ‘This Place You Know’ では、成長して既知のものと未知のものの両方を掴むことについての現代的な青春物語を提供しています。
One Step Closerは2016年にスタートし、5年という短い期間で、サヴィツキーはドラマーの Tommy Norton(トミー・ノートン)、ベーシストの Brian Talipan(ブライアン・タリパン)、ギタリストの Ross Thompson(ロス・トンプソン) & Grady Allen(グラディ・アレン)とともに、モダン・ハードコアの主力バンドとして独自の地位を築いてきました。2019年のEP ‘From Me To You’ では、既存のトレンドに反して、Turning Pointや Title Fightのようなバンドのような、よりメロディックなサウンドを表現しました。その夏には、今や伝説となった Have Heartの再結成ライブでオープニングを務め、Knuckle Puckや Turnstileなどのバンドのツアーに参加した後、デビューアルバムの制作に入りました。
‘This Place You Know’ は、孤立、憂鬱、喪失といったテーマの重さを表現しており、バンドが演奏するドライビングベースライン、強調されたギターリフ、揺るぎないドラミングによって増幅されています。アルバムのオープニングを飾る “I Feel So” の最初の瞬間から、”This Place You Know, sometimes it hides the truth and lets people go” という歌詞の意味が明らかになっています。One Step Closerは、かつて知っていたすべてのものから先に進むという、解決できない苦悩を解決しようとしています。
1854年、ソローは、私たちの多くは静かな絶望の人生を送っていると主張しました。共通の悲しみを覆い隠し、もろい化粧板で安定を装っていますが、それは嘘であり、光の中に一歩近づいたときに世界が何を見つけるかを恐れるという、自分で作った影の中で、私たち全員が粉々になってしまうのです。
ウォールデンからウィルクス・バレーまで、19世紀のありのままの自分を見てもらいたいという絶望感は、21世紀の私たちにも受け継がれています。しかし、静かではなく、文字通り「One Step Closer」(一歩ずつ近づいていく)という怒りの音の中で、私たちの影の束縛を消し去り、私たちの魂を照らす光に近づき、もっと何かを愛し、憎み、憧れるという普遍的で人間的な性質を示しています。
2016年、思春期という曲がりくねった荒野の真っ只中で、One Step Closerとして世界に知られることになる心の持ち主たちは、薄暗い場所で見つけられる普遍的な真実を世界に伝えるという仕事に取り組みました。ペンシルバニア州ウィルクス・バレーの薄暗く暗い場所にある普遍的な真実を、ソローがドラマチックな荒野「ウォルデン」の前に書いたような、充実した吟味された人生を送るための解放された愛をもって世界に伝えようとしたのですが、ターニング・ポイントのサウンドは復活して再構築され、リスナーに新鮮なオリジナリティを感じさせました。
ペンシルベニア州からカリフォルニア州まで、One Step Closerはアメリカのハードコアのホールに、真実、愛、道徳、進化、人間の自由についての質問を書き込んで、私たちの種の一体感を取り巻く闇に火をつけました。それなのに、5年間ものあいだ、私とあなたというありえないほど遠くて限りなく近い存在の関係を求めてきた結果、主張が生まれた。ウィルクス・バレーの鈍さから、恐怖の哲学から、夢ではなく挑戦することへの絶望から、そして、私たちの存在の核心に位置する、あなたが知っているこの場所からの主張は、次のように命じています。
つまり、『One Step Closer』は、ありのままの自分、そして夢見る自分でいるための自由を求める源であり、力でもあるのです。