ODYLE – 18 Months Of​(​f)

ベルリンを拠点とするプロデューサー、作曲家、楽器演奏者のレオン・ポック(旧名:beatmensch5000)は、デビューEP「18 Months Of(f)」のリリースにより、自身の新しいプロジェクトODYLEを紹介します。この8トラックのコレクションは、2022年から2023年にかけての困難な時期に制作されました。この期間は、個人的な大きな障害に直面した時期でした。新型コロナウイルスに感染した彼は、その後、ロング・コロナ(ME/CFS)との長期にわたる闘病生活を余儀なくされ、日常生活や創作活動に深刻な影響を受けました。 慢性的な疲労に耐えながらも、彼は困難を極めながらも音楽制作を続けました。 この経験は、忍耐力、辛抱強さ、そして回復力を必要とし、最終的にEPのテーマとなる大枠と創作の旅路を形成しました。時間の二面性、すなわち回復期におけるゆっくりとした困難な経過と容赦なく過ぎ去る性質の両方が、音楽の中心的なテーマとなりました。

EPの2つの目立ったトラックは、癒やしの希望を歌詞で表現したものにもなっています。R&BアーティストのDALEE(A Song For You)とのコラボレーション「Time Moves Slow」は、徐々に、そして粘り強く成長することの重要性を強調しています。一方、新人のfraenをフィーチャーした「Better Days」は、苦難を乗り越えた後の、より明るく、よりたくましい未来への希望と安らぎに満ちた抱擁を約束しています。このEPでは、受賞歴のあるジャズ・サックス奏者フィリップ・ドーンブッシュとベーシストのビクター・ヴェリノフの才能も披露されています。両者とも、ベルリンの活気あるジャズとニューソウル・シーンの中心人物です。

特に、彼が2016年に結成した初のソロプロジェクトであるジャズとヒップホップのライブ形式のバンド「Black Bear Basement」(サックス、キーボード、ビブラフォン/パーカッション、ターンテーブル)は、ソールドアウトのツアーに加え、いくつかの著名なフェスティバルにも出演しました。洗練されたプロダクションスキルと4つの楽器のオーガニックな音色が、高度に発展したビート構成を生み出すというバンドのサウンドコンセプトは、ODYLEのユニークなサウンドの基盤にもなっています。

レオン・ポックは、ベルリンの音楽シーンにおいて、ここ数年、中心的な存在であり、ドイツ語圏と英語圏の両方で、プロデューサー、作曲家、作詞家として活躍しています。ピアニストおよび音楽監督として、ドイツおよびヨーロッパ各地でツアーを行っています。以前はbeatmensch5000という別名で、レオンは多数のアルバムと多数のシングルをリリースし、さまざまなアーティストとコラボレーションを行っています。