ARTIST : No Kill
TITLE : Gold Chorus
LABEL : Substitute Scene Records
RELEASE : 6/25/2021
GENRE : indierock, lofi, noisepop
LOCATION : Brooklyn, New York
TRACKLISTING :
1.Always
2.Swooning
3.Tremolo
4.Ediie Vedder
5.Hallelujah
6.Better
7.Gold Chorus
8.Sleep Sounds
9.Low Times
10.A Place
ブルックリンを拠点とする No Killは、アーティストの Jamie Cogar(ジェイミー・コガー)による音楽プロジェクトです。No Killは、ジェイミーがメイン州沿岸の「岩だらけの海岸と荒涼とした冬」から引っ越してきたときに始まったもので、彼女のドリーミーでドローンなシューゲイザーの表現に今でも影響を与えています。
いくつかのキラーポップソングを持っていますが、ジェイミーのソングライティングに最初にインスピレーションを与えたのは、10代の頃にアンセムを耳で聴いて演奏することを学んだグランジの、より騒々しい世界でした。その影響は、シングル “Eddie Vedder” に現れています。この曲は、ジェイミーが「甘いけど歯がある」と表現する、唸るような音の壁です。アルバムの他の部分では、”Hallelujah” は現代の完璧なサウンドトラックであり、世界の終わりを手放しで祝福していますが、後になってみると、奇妙にも遠い記憶のように感じられる、騒がしく、汗まみれで、ベタベタした、空気のないクラブを祝福しているかのようです。No Killの魅力の核心は、押したり引いたりする感覚にあります。完璧なボーカル・メロディーは、反響するギターの波によってダークサイドへと誘われ、60年代のガール・グループに影響を受けたコーラスは、スネア・ドラムのクラッシュによって焦点が定まらなくなります。ドラムマシンのビートとうっすらとしたシンセサイザーのドローンで締めくくられる “A Place” が見えてくる頃には、No Killのプレイボタンに再び手が伸びていることでしょう。堂々としたアトモスフェリックなレコードであり、No Killという名前を来年以降も聞くことになっても驚かないでしょう。
