Mitsune – Hazama

ベルリンを拠点に活動するグループ、Mitsuneのセカンド・アルバム。篠笛、ネイ、カヌーン、箏、津軽三味線など、多彩な楽器を駆使し、複雑なサウンドと美しいメロディ＆ハーモニーで聴く者を魅了する。

‘Hazama’ という言葉は、日本語で “狭間”と訳され、世界の狭間で宙ぶらりんになっているような感覚を表現している。このアルバムは、”文化の狭間”に生きる異文化集団としての Mitsuneの経験を探求したものである。バンドメンバーは全員、日本、ドイツ、オーストラリア、ギリシャという全く異なるバックグラウンドを持ち、混血の遺産、様々な言語を話すこと、海外駐在生活とそれに伴う居場所のなさ/よそよそしさといった問題に取り組んでいます。このように常に中間的な感覚を持つことは、挑戦的であると同時に美しいことでもあります。バンドはこの感覚の本質をとらえ、それが生み出す美しさに寄り添い、それを楽しみたいと思ったのです。