ARTIST : Melanie Radford
TITLE : For the Sake of Stillness
LABEL : Jealous Butcher Records
RELEASE : 6/26/2026
GENRE : ambient, experimental, folk, ssw
LOCATION : Seattle, Washington
TRACKLISTING :
1. Philadelphia
2. Hangin’ On
3. Hail Mary
4. Sink & Swallow
5. Seagull
6. Valentina
7. Back Again
8. Home
9. Outro: A Walk Away
「For the Sake of Stillness」は、ゆっくりと意識が遠のくような感覚をもたらすと同時に、人生、音、自分自身、そして周囲の人々を愛し続けていく過程で生まれる、あらゆる些細な瞬間を捉えています。Melanie Radford(Built to Spill、Blood Lemon)がベーシストおよびヴォーカリストとして贈る本作「Stillness」は、ベースを中心とした構成で、聴き手に深い注視を求める作品です。楽曲の多くは歩くような速さで展開され、異国の都市での長い散歩や、そこから生まれる観察的な思考を模倣しています。「Stillness」はツアー中やその合間にレコーディングされ、自分自身を繋ぎ止めるための習慣であり、自己の声明として、時間をかけて形づくられました。
音楽の底には、時間と場所の記録として自然界の環境音が流れています。凍てついた地面を踏みしめる足音のリズム、鳥のさえずり、外に降り注ぐ雨、遠くの渋滞へと割り込む焦った車の音、海の鼓動、そして理解不能な言葉が重なり合う会話の温かな質感。これらのフィールドレコーディングが音楽と織り交ざることで、より親密な印象を与えます。それはまるで白昼夢への招待状であり、誰かのプライベートな世界を覗き見る窓のようです。
「Stillness」は、瞑想であり、愛の詩であり、賛美歌でもあります。親しい協力者たちと共に作り上げられた、深く個人的なプロジェクトです。完成したアルバムは一つの巡礼であり、ある輝かしい魂を通り抜けることで大地に根を下ろした、境界線の曖昧な、散らばった瞬間を表現しています。



