Matthias Lindermayr – Sequence

トランペット奏者のMatthias Lindermayrは、昨年のトリオ・デビュー作 ‘Triptych’ に続き、長年の仲間でありECMレコーディング・アーティストのMatthieu Bordenave（テナーサックス）とデュオ・アルバム ‘Sequence’ を発表しました。

その専門的なタイトルとは対照的に、’Sequence’ は非常に叙情的で、時に神聖なレコードである。2人のフィギュアスケーターのように、声は優雅に滑空し、完璧なシンクロナイズで旋回し、もう一人がどこへ行こうとしているのかを常に察知しているのである。この音楽を演奏するために必要な集中力のレベルのため、レコーディングセッションも同様に疲弊していたことから、この比較は適切である。

ミニマルな編成と集中力の高い演奏が、このアルバムに息を呑むような純粋さと荘厳な深みを与えている。