Magda Mayas & Tina Douglas – Objects Of Interest

マグダ・マヤスより
ティナと私は、10年ほど前にメルボルンで共通のミュージシャンの友人を通じて知り合いました。

ティナは、さまざまな場面で私の演奏を聴いてくれていて、私も何度か彼女のスタジオを訪れ、演奏を見たことがあります。すぐに個人的、美的なつながりができ、長年の会話の中で共通の仕事のやり方が見えてきて、コラボレーションは自然でエキサイティングなものになりました。

私たちはどちらも即興的で直感的なプロセスに惹かれていて、創造するために個別の物や道具を使い、それらと密接な関係を築いています。私にとって、それは共生的なプロセスです。オブジェはアイデアを生み出し、私がすることに余裕と制限を与え、作品を基本的な方法で構成します。ティナの楽譜は非常に彫刻的で触覚的ですが、ピアノや私のオブジェやその中での準備も同様に彫刻的で触覚的で体現されたものであり、オブジェや素材や関係性が交差しています。

ティナの楽譜に応えるために音楽を録音し始めたとき、私は物事をゆっくりとしたものにしたい、ある種のもろさや不完全さをさらけ出したい、ひとつのメロディーやひとつのコード、ひとつの小さな音で十分だと思っていました。ピアノではオーケストラのようなアプローチが可能で、私もよくそうしますが、今回のコラボレーションでは、このような複雑さは求めていないように感じました。

このプロジェクトや楽譜には、私が好きなある種のフラジャイルさがあります。薄い紙の楽譜をオーストラリアからベルリンに運んだことや、切り抜きなど、すべてがとてもフラジャイルで美しく、音楽もそのようなものにしたいと思ったのです。