ARTIST : Lonely Bindi
TITLE : Anahata EP
LABEL : Accidental Records
RELEASE : 8/5/2022
GENRE : idm, electronica, techno
LOCATION :
TRACKLISTING :
1.Bedroom (There, Not There)
2.This Is – As Close As I Come
3.Stay Open
4.Mems R Us
5.Soft Kink
6.Modaks (No Names)
角ばったマイクロリズムのエレガントなピンボードの中で、Lonely Bindiは、UK志向のクラブミュージックを高度に抽象化した6曲で、Accidental JrのRoom 2シリーズから鮮烈なデビューを飾った。
Lonely Bindiはヒマラヤのふもとにある学校でタブラを演奏していたのが音楽との最初の出会いだった。この洗練されたモダニズムの作品から、すぐにインド古典音楽との関連は感じられないかもしれないが、タブラの表現力豊かな音色と数学的なビートサイクルは、若いうちに吸収すべき強い影響力を持っているのである。10代の頃にロンドンで西洋のダンスミュージックに触れ、音楽の可能性を大きく広げ、最終的に ‘Anahata’ で聴くことのできるサウンドにたどり着いたのです。
ミニマリズムはLonely Bindiが目指すパレットの原動力であり、Mark Fellやsnd.などを思い起こさせる、まるでガレリアのようなアンビエンスを持つエアリーなミックスの中でピンと張ったパーカッションが軽快に響く。また、UKガレージの重くスイングしたグルーヴへの傾倒も強く、”Bedroom (There, not There)” などのトラックではサブベースがそれにマッチしている。さらに、より直線的なトラックである “This Is As Close As I Come” では、フィルがよどみ、ジャークし、グルーヴの完全性の限界までプログラムされています。
Lonely Bindiは、単にリズムを削ぎ落とした渋い作品というだけでなく、表情豊かなFMシンセシスによってメランコリーの糸をトラックに組み込み、しつこいシーケンスとは相反するルーズさでプレイしています。’Anahata’ では、すべてが混沌とした人間的な不完全さを持っており、それが鮮明なサウンドと完璧なバランスを保ち、Room 2シリーズのアウトサイダーな本能にぴったりな、完成度の高いデビューEPに仕上がっているのである。
