Kindsight – Swedish Punk

ARTIST : Kindsight
TITLE : Swedish Punk
LABEL : Rama Lama Records
RELEASE : 3/25/2022
GENRE : indiepop, indierock, guitarpop
LOCATION : Copenhagen, Denmark

TRACKLISTING :
1.Weekend Thieves
2.Hi Life
3.Party Time
4.Panic Juice
5.Sun Is Always in My Eyes
6.Trampoline to Me
7.Laughing Wood
8.Don’t You Grow Up
9.Queen of Cowboys
10.Terminal Daze 2
11.Swedish Punk

デンマークの4人組、は、80年代と90年代のオルタナティブ・ロックをベースに、この地域が誇る煌びやかなスカンジナビア・ポップと組み合わせた音楽を作り、ファジーさとメロディアスさを等しく備えたサウンドを生み出している。2020年に初の音源をリリースする新進気鋭のデンマークの4人組は、ここ1年半の間に一連のニュー・シングルで勢いを増し、急成長を遂げてきた。そして今、彼らはデビュー・アルバム ‘Swedish Punk をリリースする。

は、フロントウーマンの Nina Hyldgaard Rasmussenとギタリストの Søren Svenssonが The Sugarcubesへの愛を共有することで結束し、結成された。その後、ベースの Anders Pripとドラムの Johannes Jacobsenを迎え、ここ数年、コペンハーゲンの盛んなインディー・シーンにおいて、その刺激的なライブで高い評価を得ている。

アルバムのタイトルについて Rasmussenは、「’Swedish Punk’ は、レコーディング中に作った新曲のタイトルが必要だったときに、プロデューサーのAdamが即興でつけた言葉なんだ。ベースの Andersがそのタイトルを元に歌詞を書いてくれたんだけど、結局その ‘Swedish Punk’ っていう言葉が気に入って、それがアルバム名になったんだ」

‘Swedish Punk’ には、まさに青春の魅力がある。”Don’t You Grow Up” は、バンドが初めて一緒に書いた曲だ。晴れやかなティーンエイジャー・ロック・バンドになるためには、太陽の下で過ごすティーンエイジャーについての曲を書かなければならないと考えていた時代」に書かれた曲だと、彼らは言う。ジャングリングギターの上で、Mazzy Starの Hope Sandovalと AlvaysのM olly Rankinの間のような Rasmussenの独特の声が踊り、リスナーは過ぎ去った夏のノスタルジックな楽観主義に浸される。リードシングルの “Sun Is Always In My Eyes” は、インディーポップの名曲で、この流れを受け継いでいる。バンドはこの曲について、「母親からお金を盗んで、家出したふりをすること」と語っている。「祝福されたのに、目に太陽が入りすぎて見えなくなること」

‘Swedish Punk’ には、00年代のインディペンデント映画のサウンドトラックにふさわしいと思われる曲は1つもない。このバンドには、日常を題材にした魅力的で陽気な、そして痛々しいほどノスタルジックなインディー・ロックソングを作り上げる、紛れもない才能がある。”Queen Of Cowboys” は、一般大衆と交流する際の自由なカオスへの頌歌である。この曲は、通りすがりの他人から耳にした、事実でありながら、しばしば完全に非常識なアドバイスやアイデアに言及している。

パンチの効いたカット “Hi Life” は、数ヶ月間アパートに閉じ込められ、向かいのアパートの窓から繰り広げられる生活を眺めるというストーリーだ。Rasmussenのヴォーカルは、バンドの数学ロック的なバッキングの上で遊び心たっぷりに歌い上げ、最後にはギターが加わり、中毒性のあるコーラスを奏でる。

‘Swedish Punk’ は、楽観主義、ウィット、メロディーに彩られた、本当に中毒性の高いデビュー作である。魅力的でキャッチーなインディー・ソングの宝庫であり、不協和音とノイズが程よく散りばめられている。