Kikagaku Moyo – Kumoyo Island

ARTIST : Kikagaku Moyo
TITLE : Kumoyo Island
LABEL : Guruguru Brain
RELEASE : 5/6/2022
GENRE : psychedelic, psychrock, folk
LOCATION : Tokyo, Japan

TRACKLISTING :
1.Monaka
2.Dancing Blue
3.Effe
4.Meu Mar
5.Cardboard Pile
6.Gomugomu
7.Daydream Soda
8.Field of Tiger Lillies
9.Yayoi, Iyayoi
10.Nap Song
11.Maison Silk Road

「5枚目のスタジオ・アルバムにして、の最後の多幸感溢れるマインドトリップ。星を数え、海を眺め、白昼夢の中で踊るのに最適」

‘Kumoyo Island’ は、様々な意味で、の旅の集大成を表している。彼らの10年にわたるキャリアは、遠くて近い土地や次元への万華鏡のような探検の連続として要約することができるが、彼らの作品には、それが現実であれ抽象的であれ、リスナーを特定の場所に連れて行くという強い意図があるのである。その意味で、バンドの5枚目にして最後のアルバムのタイトルとカバーアートは、水に囲まれた不思議な土地の塊にあなたを引き込みますが、ソファは、’Kumoyo Island’ が一瞬の停車場所ではなく、むしろ一息ついてすべてを受け入れることのできる場所であることを示唆しています。

東京・浅草橋のツバメスタジオは、初期の楽曲を録音した場所であり、5人のメンバーは、慣れ親しんだ快適な環境で新たなインスピレーションを得た。アムステルダムが封鎖され、パンデミックによってツアーが中止された今、バンドは故郷の下町に戻り、新たな自由を感じていた。スタジオでの自由な時間の中で、前回のツアーから蓄積してきたデモや曲の断片を基に制作を開始した。東京で過ごした1ヵ月半の間に、すべてがまとまり始めた。

「東京の古本屋で見つけた古い詩や自然の本から引用した古風な言葉を歌詞に使った “Yayoi Iyayoi” は、バンドが母国語で歌う珍しい例です。Erasmos Carlosのカバー曲 “Meu Mar” は、ポルトガル語の歌詞を英語に翻訳し、日本語に翻訳したもの。不思議なことに、その歌詞は、主人公が雲間に浮かび、東京湾を見下ろしているようなイメージになる。

バンドの母国である島国、海に囲まれた地形と、神秘の島・クモヨを重ね合わせることができるかもしれない。この2つは同じものなのだろうか?バンドはついに故郷にたどり着いたのか?それは、聴く人次第である。