Kelpe – Kyverdale Road

「最初のロックダウンが始まったとき、私はどうしていいかわからなかった。天気も最高だったしね。何年も前に友人からもらったボロボロの古いシンバルを自転車置き場に探してきました。数本のマイクをセットして、「これなら自宅でもちゃんとした音でドラムを録音できるな」と思いました。隣人は一晩中うるさかったので、文句は言えませんでした（曲の最後の方で飛び跳ねている音が聞こえます）。そこで、eBayで購入した素敵なスネアとフロアタム、そして路上で見つけたコンガを使って、ドラムキットを作り始めました。コンガは使いませんでしたが、ひどい音でした。

ギターを使ったアルバムを作りたいとずっと思っていたのですが、ちゃんと習ったことがないので、弦を特定の方法でチューニングして、かなり編集しました。ストリングスには Galina に頼みたかったのですが、彼女は来られなかったので、一番安いバイオリンを買ってきて、それで少し音を出せるようにして、さらに編集でアレンジを加えました。

14年間住んだアパートとこの地域を離れることがわかっていたので、離れる前にすべてを終わらせておきたかったのです。アルバム制作は日記を書くようなもので、思い出を振り返るときには、その年にどんな音楽を作っていたか、どんな音楽をリリースしたかを基準にしています。この場所でたくさんの音楽を作ってきたので、別れるのは辛かったし、アルバムの名前もこの場所にちなんだものにしようと思いました。背景に見える建物はこのアルバムが作られた場所ですが、もうそこには住んでいません」