Justin Wright – A Really Good Spot

ARTIST : Justin Wright
TITLE : A Really Good Spot
LABEL : First Terrace Records
RELEASE : 7/8/2022
GENRE : classical, experimental
LOCATION : Montreal, Québec

TRACKLISTING :
1.A Really Good Spot
2.Hellbrunn Automatons
3.Codex
4.A View from the Drone Garden
5.We’re Still Here feat. Thanya Iyer
6.Morning Is a Stray Thread feat. John Guliak
7.16Chapel feat. Year of Glad
8.The Pines Memorial Sample Pack
9.Surfacing / Irregular Verbs in the Present Tense
10.Two Improvisations with Thanya

RecordsとBeacon Soundは、モントリオールのチェリスト兼作曲家の美しい2ndアルバムを共同リリースすることを誇りに思っています。このアルバムは、ストリングスの即興演奏、カセット・ループ、フィールド・レコーディング、そして特定の重要な場面では詩と声によるワイルドでクリエイティブなモンタージュである。

チェロは多くの曲で中心的な役割を担っているが、’A Really Good Spot’ はアコースティックなストリングスのドローンというこれまでのJustinのレコードとは大きく異なるものである。ジャスティンは全曲を通して、従来なら洗練されたプロダクションから取り除かれていた美しい自然発生的な瞬間や苦難、スタジオ編集を親密かつ誠実に受け入れ、それらを前面に押し出す進化した作曲センスを発揮しているのだ。

‘A Really Good Spot’ のためにトラックを書き始めたとき、チェロが欲しい、シンセサイザーが欲しい、そして新しい曲を書くのがずっと遅れている気がする、ということ以外にはあまり考えていなかったんだ。でも、いざ始めてみると、新しい作曲方法を考えるのがあまりに楽しくて、「もし、ダイナミクスやテンポのように、”procedurality” がスペクトラムで現れたらどうだろう」と考えたんです。なぜ、プロセスは隠蔽されようとするのでしょうか。まるで、そこに至るまでのすべての苦難が、見栄えの良さという名のもとに一掃されてしまったかのように、少し完璧すぎるほど完璧にまとまった原始的で洗練されたアルバムには、何か不誠実なものを感じます。もちろん、時間はシンプルさの敵であり、プロセスを前面に押し出すために始めた試みは、今日のアルバムのようなものになった。見せられたテクニックが本物かどうか、オーケストレーションが最も行き当たりばったりの無意味な要素を自信を持って補強し、遊び心が時に控えめな明快さの瞬間をもたらす、方法論のシュールレアリスムのスペクトルである。