ARTIST : Julia Jacklin
TITLE : The Gem
LABEL : 4AD
RELEASE : 9/25/2026
GENRE : indierock, indiefolk, ssw
LOCATION : Melbourne, Australia
TRACKLISTING :
1. Brand New
2. God Sometimes
3. If I Had The Hand Of God
4. The Hardest Thing
5. Angel Vision
6. Real Life
7. Get Away From Me (I Think I’ll Love You Soon)
8. You Turned On The Tap
9. Walk On Me
10. Julia Jacklin feat. The Maes – I Wish
Julia Jacklinの4枚目のスタジオアルバム『The Gem』が9月25日にリリースされる。これは、このオーストラリア人ミュージシャンにとって4ADからのデビュー作となる。『The Gem』はJulia JacklinとRobert Muinosがプロデュースを手がけ、すべてメルボルンで録音された。この10曲入りのアルバムは、9月25日に世界同時発売され、デジタル配信のほか、CD、カセット、ヴァイナル(レコード)でリリースされる。
「愛したいし、愛されたい。でも同時に、自由でもいたい。その2つの間の緊張感が、私の人生の中心的な問いだった」とJulia Jacklinは語る。そしてそれこそが、『The Gem』の底流にあるテーマでもある。
Julia Jacklinが2017年にシドニーからメルボルンへ初めて移り住んだとき、彼女はコリングウッドの裏通りにある小さなバーを見つけた。そこではバンドがダイニングテーブルを脇に押しやり、フロアの隅に機材をセットして演奏していた。街には知り合いが誰もいなかったが、ここを自分の故郷にしたいと思った彼女は、そこに通い詰め、無理にでも自分のコンフォートゾーンから抜け出そうとした。そのパブの名前が「The Gem」だった。
それから8年が経ち、Julia Jacklinは『Don’t Let The Kids Win』(2016年)、『Crushing』(2019年)、『PRE PLEASURE』(2022年)という3枚の絶賛されたソロアルバムを引っさげ、4枚目の制作を模索していた。レコードレーベルとの契約が切れ、マネージャーを探している最中で時間があった彼女は、これまで一度もやったことがなかった「地元メルボルンでのアルバム制作」を決意する。
彼女は、そのパブ「The Gem」の上階にあるスタジオ「Rat Shack」のオーナーで、古い飲み仲間でもあるRobert Muinosに電話をかけ、友人のJacob Diamond(ギター)、Mimi Gilbert(ベース)、Jess Elwood(ドラム)を呼び寄せた。レコーディングは、パブの2階にあるホテル客室を改装した宿泊施設の中という、ごく身近な空間で行われた。そこは居住用でもあるバーだったため、近所迷惑を恐れて夜遅くまでのレコーディングはできず、音漏れという「嬉しい制約」もあった。隣の美容室やタトゥーショップへ行き交う人々の足音、階下のバンドや厨房スタッフによる大音量の音楽。セッションの合間に息抜きが必要になれば、みんなで階下へ降りてバンドの演奏を観た。Julia Jacklinとバンドは、レコーディング前に曲を試すため、その場所で告知なしのライブを2回も行った。
彼女がこれまでにやってきたように、2週間ほどでアルバムを一気に仕上げられると考えていたが、そうはいかなかった。実際には、Julia Jacklin自身が納得のいくものに到達するまでに、1年近くの歳月をかけて手を入れることになった。「『The Gem(宝石)』という言葉は、プロセス全体の比喩のように感じられた。多くが本当に発掘作業のように思えたから。まるで暗闇の中で、何かを見つけられるとただ信じて掘り進めているような感覚だった」。それは、発掘、自己改革、そして自分の直感を信じ、人生を価値あるものにしてくれる人々やモノで自分の周りを満たす、といったイメージを呼び起こす。これは、このソングライターが本来の自分へと戻っていく旅路を記録した、高く舞い上がるような作品である。
バンドメンバーは『The Gem』のセッション最終日に、お揃いのタトゥーを入れた。Julia Jacklinの最も好きな宝石であるオパールを象った、すっきりとした小さな円だ。ふさわしいことに、「The Gem」のバーテンダーのひとりがそれを彫ってくれた。「本当に、みんなで特別なことを成し遂げたんだと感じた。グループとして、それを記念に残すことが重要だったと思う。みんなの体に、この小さなジェム(宝石)が刻まれていることを嬉しく思う」




