Joyride! – Miracle Question

サンフランシスコの Joyride!の新作LP ‘Miracle Question’ は、長い時間をかけて制作された。2010年の結成から2016年の3rd LP ‘Half Moon Bay’ リリースまで、ほぼ毎年新曲をリリースしてきた彼らは、5年の歳月をかけて再びスタジオに向かったのである。その余分な時間のおかげで、今回のレコーディングのために選りすぐりの曲のカタログを作ることができ、バンドにとって最強の曲集となった。この5年の間に、大学院への進学やスクールカウンセリングの仕事を始めるなど、ソングライターの Jenna Marxの人生における変化が、思いやりと許し、郷愁、変化、家族システム、愛着スタイル、健全な関係、逃げること、そしてじっと待つことなど、テーマに沿ったレコードに影響を与えているのだそうです。音楽的には、”Miracle Question” は P.S. Eliotや Superchunkのようなストレートなメロディック・ポップパンクを踏襲しつつ、いくつかの新しいトリックを追加しています。このアルバムでは、”Flyover States” や “The Archivist” のような短いテンポのポップパンク曲と、”In The Afterglow” や “The Regulars” などのミドルテンポのインディーロック調のナンバーの間でバランスを取っているのがわかる。