ARTIST : John Calvin Abney
TITLE : Tourist
LABEL : Black Mesa Records
RELEASE : 8/5/2022
GENRE : folk, altfolk, ssw
LOCATION : Austin, Texas
TRACKLISTING :
1.Full Moon Friend
2.Call Me Achilles
3.Holy Golden West
4.Watch Me Go (Back in Time)
5.By Your Leave
6.Long Black River
7.Leave Me at the Shoreline
8.Sleepwalkers
9.Good Luck and High Tide
カリフォルニア、ネバダ、テキサス、オクラホマの様々な部屋やホテルで録音されているが、 ‘Tourist’ は驚くほど耐久性があるように感じる。Abneyはこの作品を2020年の ‘Familiar Ground’ LPのコンパニオンピースと位置づけているが、ここには以前にはあまり見られなかった軽快さがあり、旅先で見つけた、予測不可能なものを受け入れるときのようなウネウネした慰めのようなものがある。その代わりに、ドラムマシン、サンプラー、シンセサイザーを曲に織り込み、唯一のコラボレーターであるJohn Morelandとレコーディングを行い、彼のスタジオでパートとミックスを行い、インターネットを使ってさらに長距離のアルバム制作を行ったのです。
当時Abneyが聴いていた多くの音楽（日本のポップスの巨匠、細野晴臣、はっぴいえんど、エルトン・ジョンからインディー・ロック・バンドのウォー・オン・ドラッグスまで）から影響を受けた ‘Tourist’ は、風景そのものからも同様に、はっきりと形作られています。北カリフォルニアのレッドウッドの森と冷たい海岸の光景と音。悲惨な火災の季節に、彼はスタインベックの『チャーリーと旅する』やオクラホマの友人からもらったヘミングウェイ短編集を片手に、田舎でのんびりと過ごしました。夕暮れから夜明けにかけて不気味に燃える西部の山火事が、彼の窓やドアから煙が入り込むように、音や物語に忍び込んできた。
