Jack J – Opening the Door

バンクーバーにある小さなインディペンデント・レーベルからレコードをリリースしてから365日以上経ちました。良くも悪くも、私たちは常に自分たちにとって自然なペースで活動してきました。同じことが、Mood Hutのレコーディング・アーティストである Jack Jにも言えます。彼は7年以上、音楽をリリースしていません。彼の最後のレコードを覚えていますか？ ‘Thirstin’ というタイトルで、2015年の夏にリリースされ、その前年にリリースされた ‘Something (On My Mind)’ の直後にリリースされたものです。

だから当然、この非常に長い沈黙の後、我々はジャックJの最初のフルレングスLPである ‘Opening the Door’ をようやく共有できることを誇りに思い、興奮しているのである。

2015年から2019年にかけて、Mood Hutと C’est Life Studiosの間でゆっくりと、しかし確実にセルフレコーディングされ、Linda Foxによる重要なサックスワークもフィーチャーされたこのLPは、ジャックJが鋭いソングライターであると同時に、優れたムードメーカーであることを確認させてくれるものである。このアルバムでは、内向的なアンビエント・ジャズ、On-Uにインスパイアされたデジタル・ダブ、静かな嵐のソフトロックに紛れもないブルー・ヘイズがかかり、タンジェリン・ファンクの中に独特の悲しみを残している。