H. Hawkline – Milk For Flowers

ARTIST : H. Hawkline
TITLE : Milk For Flowers
LABEL : Heavenly Recordings
RELEASE : 3/10/2023
GENRE : altfolk, artpop, ssw
LOCATION : Cardiff, UK

TRACKLISTING :
1.Milk For Flowers
2.Plastic Man
3.Suppression Street
4.I Need Him
5.Denver
6.Athens at Night
7.Like You Do
8.It’s a Living
9.Mostly
10.Empty Room

このたび、 H.Hawkline (Huw Evans)は、5枚目のアルバム ‘Milk For Flowers’ のリリースを発表しました。からリリースされるこのアルバムは、長年のコラボレーターであり、著名なソロ・アーティストであるCate Le Bonが制作と楽曲提供を担当したものである。

モンマスシャーのロックフィールド・スタジオでレコーディングされた本作には、音楽的なコラボレーターとして、ドラムのDavey Newington [Boy Azooga]、ピアノのPaul Jones [Group Listening]、Tim Presley [White Fence, DRINKS, Stephen Black [Sweet Baboo] と Euan Hinshelwood [Younghusband, Cate Le Bon] がサックス、Harry Bohay [Aldous Harding] がペダルスチール、John Parish [PJ Harvey, Aldous Harding] がまれにボンゴを演奏している。このレコードは、Joe Jones(Aldous Harding, Parquet Courts)がエンジニアを務め、グラミー賞にノミネートされたPatrik Berger(Charli XCX, Robyn, Lana Del Rey)が、思いがけない偶然の交わりからミックスを担当し、Heba Kadry(Deerhunter, Cass McCombs, Cate Le Bon)がマスタリングを行っています。

‘Milk For Flowers’ では、悲しみで荒廃した教会の片隅で美が花開き、蜘蛛の巣に宝石をちりばめ、埃を金箔にし、クリエイターの矢で撃たれた心の遺物を作っている。Huw Evansの故郷であるカーディフで生まれたこのアルバムの執筆は、人生の暴力と何度か踊ったことのはけ口として機能し、彼の「感情と経験のスペクトラムを突然ワイドスクリーンにしてしまった」重要な出来事の数々をもたらした。

2017年の ‘I Romanticize’ と2015年の ‘In the Pink of Condition’ は、ダダイストのアート・オブジェと考えられるかもしれないが、感情や意味は不条理によって難解になっている。’Milk For Flowers’ は神の領域にしっかりと属する。歌詞に登場する後援者、聖人、聖なるパン屋だけでなく、その絶妙な苦痛、声の新しい深みへの入り口でもあるのだ。「私は弱さを見せるのがあまり得意ではないので、過去には歌詞や音楽の面で、本当の感情を曖昧にしたり抽象化したりする傾向があったと思います」とEvansは振り返る。「それは、歌い方にも表れていて、できるだけフラットで無感情になるようにしていました。このアルバムでは、そのようなことは一切できなかった。私は歌わなければならなかったのです」

‘Milk for Flowers’ は、直感的であると同時に啓発的であり、そのサウンドスケープは青々としながらも繊細に表現されており、この最新かつ最も親密な作品において、は自身の血と骨と魂を見事にさらけ出しています。そして静かに、’Milk For Flowers’ の聖具箱に収められた内臓や瓦礫と一緒に、小さな緑の命の核が隠されているのです。