ARTIST : Gurriers
TITLE : Nobody’s Coming To Save You
LABEL : PIAS
RELEASE : 9/25/2026
GENRE : noiserock, postpunk
LOCATION : Dublin, Ireland
TRACKLISTING :
1.Nobody’s Coming To Save You
2.Party Lines
3.Shades
4.Pins
5.Today Is Not Enough
6.Drones
7.Nothing Happens Twice
8.Waiting For Fisher
9.I Wish I Was
10.Crybaby
ダブリンのGurriersが2024年にデビューアルバム『Come And See』をリリースした際、彼らは盛り上がりを見せるアイルランドのパンクシーンにおいて、本能的で無視できない新たな存在としての地位を確立しました。それ以来、彼らは骨を揺さぶるような、モッシュを巻き起こすライブパフォーマンスで着実に評価を高めてきました。『Come And See』は彼らの歌詞の冴えや、現代世界におけるデジタルな不安や現実の恐怖についての楽曲を提示し、探求心にあふれた社会派な視点をも前面に押し出しました。
そうした中でリリースされる5人組の見事なセカンドアルバムは『Nobody’s Coming To Save You』と名付けられていますが、副題をつけるなら「よりハードに、より良く、より速く、より強く」と呼ぶにふさわしい仕上がりです。ドニゴールのAttica StudiosとロンドンのHoly Mountain Studiosにて、IdlesのMark BowenやLoren Humphrey(Geese、Cameron Winter)をプロデューサーに、Chris Fullard(Idles、Sunn O))))をエンジニアに、そして世界的に知られるJohn Congleton(St. Vincent、Modest Mouse、Swans)をミキサーに迎えて制作されました。LP2のために集結したこの極上のチームを見ただけでも、一聴して今作の品質の高さがうかがえます。Gurriersを最初から偉大ならしめた音楽的シナジーとスマートで問題提起的な世界観をそのままに、さらなる高みへとパワーアップさせています。
オープニングトラックの張り詰めた緊張感から一気にカオス的でカタルシスに満ちたクライマックスへと導くタイトル曲をはじめ、『Nobody’s Coming To Save You』は汗ばむ地下ライブハウスの熱気をスタジアム級のスケールへと変貌させています。単に音が大きいだけでなく、非常にダイナミックです。「Shades」ではインダストリアルで尖ったギターの欠片を無骨なハードコアのサビへと叩き込み、「Drones」は通過するすべてのモッシュピットを壊滅させる運命にある、ジワジワと圧力を高めていく展開を見せます。「Pins」では、グランジとトリップ・ホップのハイブリッドのように緩やかでメロディックな貫禄を探索する一方で、「Party Lines」は貪欲で純粋なダンス・パンクの快楽主義そのものです。バンドの狙いがアルバムで「顔面を殴りつけるような衝撃を与える」ことだったなら、見事にそれを喰らったと言えるでしょう。
『Nobody’s Coming To Save You』によって、Gurriersは自らの野心を天高く掲げ、全力で攻めの姿勢を見せています。





