GIUNGLA – Distractions

「Distractions」というタイトルは、このアルバムにぴったりだとすぐに感じました。
収録されている曲はすべて、仕事の後や週末など、少しずつ時間をかけて制作したもので、ある意味、生活と「気晴らし」の合間に作られたものです。
気が散るものがあまりにも生活のスペースを占領しすぎていると感じています（まず第一に、もちろん、携帯電話をチェックすることですね）。このレコードは、最終的に集中して好きなことをする、そういった合間の瞬間すべてに捧げられています。私の場合、それは音楽を作ること、そして恐らくは画面を見ないことでしょう。
このレコードは、私によって「未完成」であると言いたいのです。
ほぼ1年前、私は米国でのいくつかのライブに備えて、ドラマーと一緒にこれらの曲のいくつかの制作に取りかかりました。ライブという観点とアプローチから出発したこのレコードは、生演奏で音楽を制作する生の側面を祝し、捉えたもので、おそらくクラシックなオルタナティブ・ロックのレコードには入れないような奇妙なサウンドも加えています。
音楽は、他の何かの背景として考えられることもありますが、私にとっては、時に邪魔になるものであり、完璧でなくてもいい、基本的には心を動かすものでなければなりません。私の「良い」気晴らしです。