From Nursery To Misery – Tree Spirits

ARTIST : From Nursery To Misery
TITLE : Tree Spirits
LABEL : Dark Entries Records
RELEASE : 8/20/2021
GENRE : dark, synthpop
LOCATION : San Francisco, California

TRACKLISTING :
1.Cry Me
2.My Life In Shatters
3.I Ask Myself Why
4.Poison
5.The Daily Raper
6.Gallop Along
7.Aeroplanes
8.Say Goodbye (To The Deep Blue Sky)
9.Spawning Beds
10.A Summer Morning Trip Through Misty Woods
11.Momentum Of The Dance

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の ‘Tree Spirits’ は、2017年の ‘Pixies In The Woods’ に続く作品です。1987年、プロデューサー兼キーボーディストのリー・スティーヴンスが、一卵性双生児のジーナとティナ・フィアーをエセックス州バシルドンの自宅スタジオに招き、レコーディングを行ったのがこのプロジェクトの始まりです。スタジオでの実験を続けた4年間で、2本のフルレングスカセット(1989年のThe Oak Treeと1990年のEquilibrium)と、1990年にNostalgie EternelleとのスプリットEPを発表しました。メールアート・シーンの旗手である彼らは、真のDIYスタイルでホームダビングされた22以上のカセット・コンピレーションにも参加していましたが、1991年に解散しました。

‘Tree Spirits’ に収録されている11曲は、の特徴である、がっしりとしたドラムマシンのパターン、遊び心のある不気味なシンセサイザーのメロディー、そしてティナとジーナの童謡のような荒々しいボーカルを表しています。歌詞の内容は、陰鬱なものから重苦しいものまで様々で、実存的な絶望、性的暴力、死などを、フェミニストらしい辛辣なレンズで表現しています。ブレードランナーのサウンドトラックと4ADにインスパイアされたリーのプロダクションは、アナログテープのヒスに包まれた氷河のように、暖かさと氷のようさが交互に現れます。曲のスタイルは、魅力的で悲惨なシンセポップの “Cry Me” から、リズミカルでインダストリアルな “The Daily Raper”、さらにはフルートを使ったインストゥルメンタルの “A Summer Morning Trip Through The Misty Woods” まで多岐にわたっています。’From Nursery to Misery’ は、イギリスのDIYの美学を純粋に表現しており、バンド自身が「ただポップミュージックを作ろうとしていただけ」と告白していることからも、その魅力が伝わってきます。
‘Tree Spirits’ の全曲は、Fantasy Studiosでジョージ・ホーンがリマスタリングしました。エロイーズ・リーによるカバーアートは、森の中でドラマチックなポーズをとる双子の写真が使われています。