Frankie Rose – Love As Projection

ニューヨークとロサンゼルスのインディーズ音楽界で20年近くを過ごし、確固たる地位を築いてきたFrankie Roseが、6年ぶりに新作フルアルバム “Love As Projection” で新たなフォーム、美学、倫理観を具現化して帰ってきた。曲作りへの幅広いアプローチ、豊かな雰囲気、そして超越的なボーカルのメロディーとハーモニーで、長年にわたり無数の評論家や文化人たちから称賛されてきたFrankie Roseですが、”Love As Projection” では、コンテンポラリーなエレクトロニック・ポップという新しいレンズを通して彼女の確立したスタイルを再導入しています。

この新しい曲集は、歴史上最も激動の時代を経て、丹念に書かれ、録音され、エンジニアリングされたもので、近年彼女が得意とする没入感と夢のような世界観を失うことなく、フランキーの初期のDIY中心のパンク時代のパワーと推進力が活かされています。ニューウェーブのフックとポストパンクのドライブ感はそのままに、モダンなプロダクションと最新鋭のインストゥルメントを駆使し、より洗練されたサウンドに仕上がっている。

この作品は、再生、洗練、復活というよりも、影響力の集大成であり、彼女が自由に使えるツールを使って新たに定義された範囲であり、10年の半分を費やした長期的なプロジェクトであり、結果として、フランキーがこれまでに発表した中で最もパーソナルで親しみやすいアートポップのコレクションであり、彼女の特徴であるメロディーと緻密で幽玄なハーモニーが未来に向かって推進されているのです。