Farida Amadou & Pavel Tchikov – MAL DE TERRE

ARTIST : Farida Amadou & Pavel Tchikov
TITLE : MAL DE TERRE
LABEL : Trouble In Mind Records
RELEASE : 11/5/2021
GENRE : drone, experimental
LOCATION : Brussels, Belgium

TRACKLISTING :
1.1
2.2
3.3
4.4
5.5
6.6
7.7
8.8
9.9

商品カテゴリー: 商品タグ: , , , , ,

ベルギー出身のベーシスト (Cocaine Piss)とギタリスト (Ogives, Anamnesis, l’Œil Kollectifなど)の初のコラボレーション作品。’MAL DE TERRE’ とは、直訳すると「地球病」、つまり長い航海の後に陸地に戻った時に感じる吐き気を意味しますが(Tchikovも「見捨てられた土地のノスタルジックな記憶と解釈されるかもしれない」と付け加えています)、確かにこのカセットの両面には不安感が漂っています。ベース、ループギター、エレクトロニクス、テープエコーを使って、AmadouとTchikovのデュオは、「dépaysement」(フランス語で「方向感覚の喪失」を意味する言葉で、カルチャーショックのようなもの)を表現しています(カルチャーショックでは十分に表現できない場合もあります)。Tchikovは次のように説明しています。

「…これは、個人のルーツを見失ったノスタルジアを自然に表現したものです。私たちは、子供の頃に母国を離れました。それは嬉しいことなのですが、何かが足りないのです。今でもつながっていると感じられる何かが、遠くにある。今回のアルバムでは、それを表現しようとしました。私たちのもろさを披露するために、音楽の荒々しさを保存したかったのです。そこには編集もオーバーダブもなく、たくさんのミックスもありません。演奏されたままの状態です。そして、私たちはそれが正直なアルバムであることを望んでいます」

Amadou & Tchikovが描き出す工業地帯に近い暗い光の中には、確かに恐怖のオーラが漂っています。ストリングスが鳴り響き、フィードバックが押し寄せ、不協和音が飛び出し、サイレンのようなものが鳴り響きますが、そのすべての下に(あるいはすべての中に)一筋の光が浮かび上がってきます。