ARTIST : Famous
TITLE : Party Album
LABEL : untitled (recs)
RELEASE : 10/11/2024
GENRE : indiepop, indierock, postpunk
LOCATION : London, UK
TRACKLISTING :
1.Boxing Day
2.Warm Springs
3.What Are You Doing The Rest Of Your Life
4.God Hold You
5.It Goes On Forever
6.The Destroyer
7.2004
8.Love Will Find A Way
9.Leaving Tottenham
FamousのデビューLP『Party Album』は、Famousが8年間脅し続けてきたレコードであり、メレットがFamous自身のように「常に終わりを告げながらも永遠に続く長い青春ドラマ」だと語るアルバム。
2019年の『England』と2021年の『The Valley』という2枚のバラエティに富んだEPをリリースし、高い評価を得ているロンドンの変幻自在のバンドFamousは、独自のサウンドを確立。ポップの福音書を覆すサウンド。儚げなメロディーの連打、温かみのあるアコースティックに突き刺さる陰鬱なエレクトロニクス、そしてきらめくような曲の構成、これらすべてが、Famousのシンガーであり、作詞家であり、中心的なソングライターであり、唯一の一貫したメンバーであるジャック・メレットの唯一無二のクリエイティブ・ビジョンであり、近日発売のデビュー・アルバム『Party Album』で痙攣するほど壮大な表現を見出しています。
主にロンドン北部のクラウチ・エンドにあるザ・キンクの旧スタジオKonkでレコーディングされた『Party Album』の9曲は、失恋のピースのようにまとまりがあり、メレットの情感豊かなヴォーカルと、危機の中に啓示を見出し、その啓示の中に危機を見出す印象的な歌詞が織り成すもの。メレットにとって、このアルバムは単に9曲のラブソングを集めたもの。
ピーター・ジャクソンの『ゲット・バック』、マイ・ケミカル・ロマンス、そしてフォーク・シンガーでありクリスチャンの神秘主義者でもあるジュディ・シルにインスパイアされ、より伝統的なレコードを作ろうと当初は話していたメレット。予想通り、進行中の作品は次第に彼らの実験への渇望に乗っ取られていきました。メレットは次のように回想しています。「おかしなことに、私たちはこのとてもオーセンティックなロックのレコードを作るというアイデアを持っていたんです。私たちは常に、クラシック・ロックのレコードを作りたいと話していました。スタジアムで聴けるクラシック・ロックをね。でも、時間が経つにつれて違うものになったんだ」。
変幻自在の作曲過程は、Party Albumの中に蔓延する二面性を生み出し、それが生み出す醜悪な美しさに歓喜したり憤慨したり。牧歌的な美しさと苦悩に満ちた野心の狭間にある『Party Album』は、互いを飲み込む脈動するムードの沼地。