Erik Sandqvist – F​ö​rstadens tallar är allas

ストックホルムを拠点に活動するミュージシャン、Erik Sandqvist は、インディーとモダンジャズの両分野に片足を突っ込みながら、呪術的で非常にパーソナルかつユニークなサウンドのインストゥルメンタル・ミュージックを創作しています。

デビュー・アルバム『Bingo i lokalen』で、彼の魅惑的で、探検的で、遊び心のあるサウンドスケープを紹介したサンドクヴィストは、今回、リスナーを彼の世界へさらに深く誘う新曲を発表。メランコリーと喜びのブレンドが特徴的な彼のデビュー・アルバムは、ノスタルジーと子供時代の思い出をテーマに、彼の人生を形作ってきた人々や場所に深く根ざしています。

ニュー・アルバム『Förstadens tallar är allas』では、都市計画家としても活躍するサンドクヴィストにとって身近な存在である現代都市（その風景、気候、空間）に焦点を移しています。

エリック・サンドクヴィストの、感情的な状態や周囲の環境を音楽にする才能は、深い感動を与え続けています。このアルバムの全曲は、より包括的な都市への深い憧れを反映しており、曲自体がスウェーデンの住宅政策に対する痛烈なコメントとなっています。サンドクヴィスト自身は、言葉よりも音色を見つける方がいつも簡単だと感じてきたと強調。つかみどころのない都市へのアクセスをより強く感じたいという願望から生まれたこの音楽は、集団的な経験や帰属意識の必要性に焦点を当てるようになりました。

「私たちは、しばしば個人が集団を凌駕する時代に生きています。長い目で見れば、多くの人が短期的な視点にとらわれるのではなく、視線を上げ、さらに夢を見ることを難しくしていると私は確信しています。」 – エリック・サンドクヴィスト

故郷への憧れがサンドクヴィストの音楽に浸透し、リスナーが立ち止まって考えるための空間を作り出しています。彼の作曲は、ジャズ、ロック、ソウル、エレクトロニカをシームレスに統合し、暖かさと好奇心で街の動きや音を捉えます。

サンドクヴィストの音楽に寄り添うデヴィッド・ザルディーニのビジュアル・アートは、ストックホルムの公園の形からインスピレーションを得たジャケット・デザインとアートワーク。これらのビジュアルは、サンドクヴィストの音楽のテーマを結びつけるまとまりのある糸を作り出しています。

Förstadens tallar är allas』は2024年9月27日にRama Lama Recordsよりリリース。