Eli Keszler – Icons+

ニューヨークを拠点に活動するパーカッショニスト／コンポーザー、Eli Keszler（イーライ・ケスラー）のニューアルバムです。これまでに Empty Editions、ESP Disk、PANからリリースしているほか、Shelter Pressから ‘Stadium’ をリリースしており、Boomkatの「2018 Album Of The Year」にも選ばれています。 Oneohtrix Point Never、Laurel Halo、Rashad Beckerと頻繁にコラボレーションを行っているケスラーの作品は、リンカーンセンター、MoMA PS1、MIT List、バービカンで展示されています。

ケスラーの最新のソロ作品は、メロディックパーカッション、ドラムセット、エレクトロアコースティック・インストゥルメンテーションが格子状に配置されており、アメリカの抽象主義、古代の音階、インダストリアルパーカッション、ジャズエイジのフィルムノワールなどの断片を基に、帝国の崩壊を感じさせる作品となっています。ケスラーの楽器演奏は、ニューヨークとオデッセイ・ケイブのパノラマ録音と、彼が世界中を旅したときに録音したその他の音声で縁取られており、この時代を特徴づける喪失感と驚きの外に、説明するのが難しい超現実的な形をとる、広大な音楽を定義しています。