ARTIST : Electric Eye
TITLE : Dyp Tid
LABEL : Fuzz Club Records
RELEASE : 11/15/2024
GENRE : psychedelic, experimental, rock
LOCATION : Norway
TRACKLISTING :
1.Pendelen Svinger
2.Octagon
3.Den Første Lysstråle
4.Clock Of The Long Now
5.Mycelium
6.Hvit Lotus
1. ノルウェーのサイケデリック・ロック・バンド、Electric Eyeの5枚目のアルバム「Dyp Tid」は、未知の領域や言葉では表現しきれないものへの深い瞑想をテーマにしています。このアルバムは、時間と空間が崩壊した風景の中で制作され、Electric Eyeにとって最も野心的かつ実験的な試みとなっています。「Dyp Tid」というタイトルはノルウェー語で「深い時間」を意味し、もともとはシルダジャズ(ハウゲスン国際ジャズ・フェスティバル)からの委嘱を受け、2022年に同フェスティバルで初めて演奏されました。この作品は、瞑想的な旅であり、時間が人類の理解を超えて広がる宇宙における存在の意味を探求しています。
このアルバムに収められた6曲は、1858年に建設された八角形の木造教会Skåre Kirkeで初めてライブ演奏され、伝統的な「ロック」楽器に加え、教会オルガン、シンセサイザー、コーラス・ボーカルが融合した豊かな音楽体験を提供します。「Dyp Tid」は、アンビエント・ミニマリズム、コスミック・インプロヴィゼーション、エクスペリメンタル・サイケ・ジャズなどの多様な要素が巧みに組み合わさり、単なるアルバムを超えた音と時間が交錯する心象風景を創出しています。Electric EyeのØystein Brautは、このアルバムについて「私たちは常に映画的な体験や、人生を超えた何かを感じる感覚に魅了されてきました」と述べています。
ベルゲンのドゥーパ・スタジオに設けられたレコーディングスペースは、新たなアイデアをさらに深化させ、「Dyp Tid」を本格的なスタジオアルバムにするための実験の場となりました。「私たちはアナログ技術を掘り下げ、ヴィンテージ機器を探求し、自己の制御が及ぶ限界で実験を行いました。求めたのは、時間の深淵から生まれる音であり、無限で制御不能と感じられるものでした。すべてがアルゴリズム化され、予測可能な時代において、私たちは枠にとらわれず、独自のルールで生き、呼吸するものを創造することを目指しました。このアルバムは、木造教会でのライブ録音とスタジオセッションを巧みに組み合わせており、1曲の中でこれら二つの要素を行き来することがしばしばあります。」