Dj.Mcは、シカゴのサウスサイドにあるローエンドプロジェクト出身のプロデューサー兼DJである。子供の頃、シカゴを練り歩くバド・ビリケンを見て音楽とダンスに興味を持ち、サウスショア・ドリル・ダンスチームに入り、ゲットーハウスに合わせて行進していた。1998年にGant-Manのジュークとゲットーハウスのテープを聴き、その後、高校時代に地元のプロデューサーであるDJ ROCやEQ-Whyと共にプロデュースをするようになる。
その後、同じく地元のプロデューサーであるMajik Myke、そしてGant-Manから指導を受け、その過程でフットワークダンスClique Goon Squadと絆を深めていく。2010年にPlanet MuからリリースされたBangs and Worksコンプが彼の最初の海外リリースとなったが、5年間フットワークから離れていた彼は、昨年初めにDJ Spinnに励まされ、再びフットワークに戻ることになる。
Dj.Mcのスタイルはスペイシーで変化に富んでおり、ドライビングベースライン、ウェーブシンセライン、反復するチャント、ローズキーで構成されたロースラムの「Who Wants Smoke」や、ミニマルな要素、エコーサンプル、クラップ、冷たいシンセライン、刺すようなベースとタム、不気味で無重力を感じさせる多くの部屋がバランスのとれた「54321」等がある。House Goin Viral’は温かみのあるジューク・トラックで、’Space Godz’はピコピコとしたエイリアンのようなトラックだ。Chicago Flow’は、オールドスクール・ハウスのスタブやキックと奇妙なサイレンをミックスした酸っぱいカクテルで、’Go Down’は90年代のR&Bバラードをカットアップし、息の長いフルートを加えたものである。
