Directions – Echoes (Anniversary Edition)

ARTIST : Directions
TITLE : Echoes (Anniversary Edition)
LABEL : Temporary Residence Ltd.
RELEASE : 9/3/2021
GENRE : electronic, electronica
LOCATION : Chicago, Illinois

TRACKLISTING :
1.Echoes (Continental Drift Version)
2.Echoes (The Asymmetrical Excursion)
3.Echoes (1995 Demo Version)
4.Echoes (Deadly Dragons Remix)

Ken Brown(通称:Bundy K. Brown)は、プロデューサー、マルチ奏者、DJ、そしてプロの食通として知られています。40年近い音楽活動の歴史の中で、ノイズロックトリオ Bastro(David Grubbs, John McEntireと共に)のメンバーであり、同グループが Gastr del Solに進化する際の創設メンバーでもありました。1995年、ブラウンは Tortoiseを脱退し、Yo La Tengo、The Sea and Cake、Coldcut、Calexicoへのリミックスなど、さまざまなプロジェクトに取り組みました。また、Codeine/Rex/June of 44のドラマー Doug Scharin 、ギタリストの James Wardenとトリオを結成し、と名付けました。Thrill Jockeyから1枚のアルバムをリリースした後、バンドは活動を停止し、ブラウンは という名前を辞める前に、自分自身で Directionsの最後のリリースを完成させました。そのレコードは、英国の影響力の強いインプリントである Soul Static Soundから限定的にリリースされた12インチでしたが、店頭から消えた後も、長い間、反響を呼んでいました。このレコードは様々なアーティストやプロデューサーに影響を与えましたが、中でも Kieran Hebdenは ‘Echoes’ を「Four Tetの青写真」と呼び、イギリスの著名な放送局である Gilles Petersonに「基本的にこのレコードから全てのアイデアを得ました。」の言わせました。

1997年に発売された ‘Echoes – Anniversary Edition’ には、オリジナルのサイドロング・トラック2曲が収録されているほか、ブラウンがグループを脱退した直後に Tortoiseの John Herndonから借りた機材で録音された ‘Echoes’ の1995年の初期デモや、Brown, Herndon, Casey Rice, Daniel Givensなどが所属していた1990年代のシカゴのDJクルー、Deadly Dragonsによる全く新しいリミックスも収録されています。COVIDのロックダウン中に、この Directionsのリミックスを作るために再結成された Deadly Dragonsは、別々に、しかし共同で、スピリチュアルなジャズ、ヒップホップ、ダブの9分間の新しいパスティシェを提供しました。新たに制作されたアルバム ‘Echoes – Anniversary Edition’ は、Heba Kadryがオリジナルのマスターテープからリマスターし、Chicago Mastering Serviceの Bob Westonがレコードをカットしました。レコードはRTIでプレスされ、Ken Brownの長年の友人であり、コラボレーターでもある Rob Mazurekが制作した新しいアートワークが収められています。