DAWN – new breed

エレクトロニックR&Bの革新者DAWN（旧姓Dawn Richard）は、高い評価を得た3部作のソロアルバムに続き、ニューオリンズの豊かな伝統と音楽遺産を取り入れながら、彼女の生い立ちに遡る10曲入りの新プロジェクト、ニューブリードを発表しました。

Danity KaneとDirty Moneyのオリジナル・メンバーであったDAWNは、ソロになってからは、現代音楽界で最も意欲的で、賞賛に値するユニークなキャラクターの一人となり、そのたゆまない独立したアプローチで常に壁を打ち破ってきました。自主制作したアルバム『ブラックハート』（2015年）はFACTのその年のNo.1アルバムとなり、ピッチフォーク、ローリングストーン、ヴォーグ、スピン、エル、ノイジー、ガーディアンによる年間ベストチャートでも取り上げられ、2016年にローカルアクション・レーベルからリリースされた『リデンプション』はビルボードダンスでトップ5入り、SPIN、ローリングストーン、LA Timesなどの年末のリストで上位に入っているDAWNがさらに上位に食い込んだ。

2016年、DAWNはThe Vergeとのコラボレーション・シリーズの一環として、YouTubeで360度ライブを行った史上初のアーティストとなり、Wiredと提携してシングル「Not Above That」のバーチャルリアリティ版をリリースし、Adult Swimにキュレーター兼デザイナーとして参加しています。この2年間は、アンダーグラウンド（Mumdance、Machinedrum、Kingdom）とメインストリーム（Kimbra、Dirty Projectors）の両方の革新的なアーティストと仕事をし、今年の権威あるAIM AwardsのHardest Working Artistにノミネートされています。

ニューブリードでは、DAWNは自身のルーツに立ち返り、ニューオーリンズで育ったことが彼女に与えた「強さ、力、脆弱性、文化」を引き出し、この街の豊かな音楽遺産とマルディグラ・インディアンの伝統を音楽と映像の前面に押し出しているのだそうです。プロジェクトのファースト・シングル「Jealousy」のビデオでは、DAWNの家族が何世代にもわたって暮らしてきたウォシタウ族のチーフ・モンタナが登場し、リリースのジャケットでは、モンタナが手縫いしたウォシタウ族の伝統衣装を着たDAWNが、チーフのヘッドドレスを着た最初の女性の一人として、女性の新しい進化とその力を象徴しているのです。