David Toop & Lawrence English – The Shell That Speaks The Sea

ARTIST : &
TITLE : The Shell That Speaks The Sea
LABEL :
RELEASE : 6/2/2023
GENRE : ,
LOCATION :

TRACKLISTING :
1.Abyssal Tracker
2.Reading Bones
3.Mouth Cave
4.Whistling In The Dark
5.The Chair’s Story
6.Huanghu
7.The Tattooed Back
8.Long Night

からのコメント

私がに初めて会ったのは、20年ほど前のことです。長年にわたり、デイビッドと私は、音の物質的な意味合いと非物質的な意味合い(とりわけ)の両方に関心を共有してきました。さらに、私たちは、オーディションについてどのように考えるかということの端っこにある問題で何度もつながってきました。私たちの興味は、経験を説明するというよりも、むしろそれにつきまとう感情の領域にあります。The Shell That Speaks The Sea』は、この共通の魅力に共鳴したものです。

このデュエットを最初に企画したのがいつだったかは定かではありませんが、その最初の痕跡はもう10年以上前のことだと感じています。私は「適材適所」をモットーにしているが、デイヴィッドもまた、この方法論に賛同してくれているのだろう。数年前、デイビッドと私はデュエットの話を再開し、資料の交換を始めました。その出発点として、私は、少なくとも私にとっては、先に述べたような感情的な呪縛のようなものをとらえた一連のフィールドレコーディングを探求しました。

そのひとつが、ユガラブル族の土地にあるヌグム(ホワイトロック)でのトウキョウダルマガエル(Tawny Frogmouth)の記録である。フロッグマウスは、その声が変調する低周波オシレーターのようで、全く捉えどころのない生き物です。魔法のような鳥で、ポトーのように、私たち夫婦を人生のさまざまな場面で魅了してきた。この録音は、音へのアプローチ方法を示唆しているように思え、少なくとも私にとっては、この録音の最終バージョンに存在する全く新しい音の世界の扉を開くものでした。

このエディションは、穏やかな沈黙の時間によって緩衝された、自然発生的にはじまった交流の産物です。予想外のダイナミクスを持つ、忍耐強い作品です。

私たちはこの録音を皆さんと共有できることを大変嬉しく思います。