Cold Gawd – I’ll Drown On This Earth

ARTIST :
TITLE : I’ll Drown On This Earth
LABEL :
RELEASE : 8/30/2024
GENRE : , ,
LOCATION : Rancho Cucamonga, California

TRACKLISTING :
1.Gorgeous
2.Portland
3.All My Life, My Heart Has Yearned For A Thing I Cannot Name
4.Duchamp Is My Lawyer
5.Malibu Beach House
6.Tappan
7.”Nudism”
8.Bird In Space

南カリフォルニアのシューゲイザー集団、がDaisに戻り、2作目となる至高のダウナー・チューン『I’ll Drown On This Earth』を発表した。オープニング・カット「Gorgeous」で始まる反抗的な叫びから、このアルバムは、シンガーであり主要ソングライターであるMatthew Wainwrightが言うところの “GO FOR IT “モードで疾走する。曲の大半は2022年に書かれたが、レコーディング・セッションは2024年3月まで予約されておらず、音楽のフック、ヘヴィネス、靄を洗練させ、抽出するのに十分な時間があった。その結果、ディストーションとドリーム・ポップの完璧な嵐、うっとりするようなノイズの壁に覆われたひび割れたラブソングが生まれた。

カリフォルニア州アナハイムのParadise Recordersで、ポスト・パンク・ユニットObject of AffectionのColin Knightとともに録音され、ウェインライトがストリングスを、Cameron Fonacierがドラムを担当した。そのプロセスは効率的かつ効果的で、長年のパフォーマンスによって研ぎ澄まされていた。「Portland」、「All My Life, My Heart Has Yearned For A Thing I Cannot Name」、「Malibu Beach House」のようなアンセミックなヘッドバンガーは、ダイヤル・インと同じくらいダイナミックに聞こえ、プレイヤーの骨に染み込んでいる。歌詞は、レコーディングの1週間前にウェインライトが書いたものだ。超現実的なムード(「指の血の音が聞こえる/何も聞こえない/世界はうるさすぎる」)、恋心(「あなたが行くところならどこへでも/どんな方法でもついていく/あなたの輝きを感じるためなら」)、そしてメランコリー(「神が私を引き留めている/理由もなく」)が、記憶とリバーブの霧の中でちらつき、消えていく。

2022年の「God Get Me The Fuck Out Of Here」と同様、コールド・ガウドの現代的なシューゲイザー・ヴィジョンは、「Tappan」の静かな渦巻きのような回想や、「Nudism」(堂々としたピアノのアウトロ付き)の蒸発したようなスロー・グラインド・ダウンテンポのような、異質な瞬間に興味深く現れる。彼らのミューズは、LovelessからDrake、ポスト・ハードコア、Beach Houseに至るまで、多彩であると同時に鮮明だ。Drown』は、リフや歓喜、逃避や啓示、スタックされたアンプや隠されたパワーからチャネリングされた、Cold Gawdの拡大するカノンを、鮮烈に捉えている: “賛美を捧げよ/何にでも/時間があれば/ハレルヤ”