claire rousay & Jacob Wick – anything you can do​.​.​.

ARTIST : claire rousay & Jacob Wick
TITLE : anything you can do​.​.​.
LABEL : Records
RELEASE : 12/16/2022
GENRE : ,
LOCATION : Mexico

TRACKLISTING :
1.but please don’t
2.anything you can say (i can say softer)

claire rousayとJacob Wickは、2017年、サンアントニオのバーの裏庭で出会いました。Jacob Wickは言う。

一緒に演奏したことも、12時間以上一緒に過ごしたこともない私たちは、翌年、一緒に西海岸ツアーに出かけました。話し合ったこともなく、ただやっただけ。

一緒に演奏するときも同じような感じだ。ただやるだけ。制限を設けることはあっても、それについて話すことはないんだ。最初のツアーで、クレアはドラムセットのシンバルを捨てました。数年後、彼女はドラムセットをほとんど捨てました。何年も頑固に、執拗に、メロディーを弾くことを避けていたのに、今では頑固に、執拗に、メロディーを弾くようになった。

私たちは、私が思うにゴミのような音楽を演奏しています。即興音楽、フリージャズ、何でもいいのですが、大抵はとてもシリアスです。非常に抽象的な表現主義だ。今でも多くのフリージャズミュージシャンが、ニューヨークのMoMAにあるジャクソン・ポロックを訪れて、インスタグラムに投稿するのが好きなんだ。僕らが目指しているのは、そういうことじゃないと思うんです。私たちは、悲しいこと、面白いこと、イライラすること、感傷的であることにもっと興味があるんです。昔の人はジャズのライブに行って、酔っ払って、泣いて、踊って、ヤッていた。今でもそうでしょう。僕らがジャズを演奏しているわけではないんだけどね(演奏しているかもしれない)。

このデュオは2021年6月にサンアントニオのクレアの家で録音したんだ。オミクロンの波、いやデルタだったかな?- がテキサスで猛威を振るっていた頃です。病院がワクチン未接種の人でいっぱいだというメールを何度も受け取りました。ダラスにいる弟のことを思い浮かべました。彼は「みんなより後に」予防接種を受けると言っています。録音して聞いてみたところ、クレアはこれを半分に割って、前半に後半を重ねたらどうだろう、と言ったんです。そうしたら、うまくいった。