Channelers – Another Entrance

「このアルバムは、2020年の8月に仕事を辞めて、再びアコースティック・ギターを弾き始めた直後に考えたものです。定期的にギターを弾くのは2～3年ぶりくらいでした。Bert Janschや60年代以降のイギリスのフォーク・ミュージシャンのニューウェーブについて書かれた『Dazzling Stranger』を読み始めて、その音楽の即興性に信じられないほどのインスピレーションを受けました。表現が最も本質的な要素に集約されることには、何か魔法のような、そしておそらく錬金術のようなものがあると思います。私はまた、自分の新しいレコーディングを、できるだけ即時的で本質的なものにしたいと思いました。テープを使った作業は、そのようなアプローチを助長すると思います。というのも、テイクを重ねた後に考えすぎたり、編集したり、手を加えたりすることが非常に難しいからです。そのため、どの作品にも「ありのまま」の雰囲気があります。

これらの音は、私が自分だけのデボーション・ミュージックを見つけようとしているものです。これらの作品のために作曲したりアイデアを出したりするときには、できるだけ自分の最高のバージョンが出てくるようにしました。それはおそらく、美しさ、自分と他人への愛、未知の広大さ、すべてのものが相互に依存している性質と結びついている私の部分です。私は、そのような抽象的な感情や経験を表現したいと思いました。私にとって、それらは自分の生きた経験の中で最も重要な部分であり、それらを尊重したいと思っています。世界は、私が生まれ育った環境とはかけ離れたものに変化しており、愛の表現は混沌とした状況の中でさらに際立ったコントラストを見せています。

このアルバムのジャケットになったものは、ある朝、夢から覚めたときに思いつきました。すぐに立ち上がって、それを打ち出しました。最初は、このイメージと音楽の間に関連性があるとは思いませんでしたが、2つのイメージに向き合えば向き合うほど、潜在的なつながりを感じました。バックグラウンドとフォアグラウンドの融合は、潜在意識への入り口のようなものだと思います。このアルバムのためにかなりの数の作品を用意しましたが、最終的にはそのイメージの雰囲気や物語と最も密接に対話していると感じたものを選びました」 -Sean Conrad

Sean Conrad(ショーン・コンラッド)が Channelersとしてリリースする11枚目のフルアルバムで、昨年の ‘Isles Beyond’ に続くものです。彼は Ashanとしてもレコーディングを行っており、Michael Henningとのデュオ Skymindsでは、Inner Islandsというレーベルを運営しています。