Ceiling Demons – Snakes & Ladders

ノース・ヨークシャーのオルタナティブ・アート・ラップ・バンド、Ceiling Demonsが ‘Snakes & Ladders’ と題した新作を発表しました。数年かけて制作された ‘Nil’ に続く待望の作品がついに登場しました。

このアルバムは、グループの双子の兄弟である Psy Ceiling & Dan Demonが、一人は故郷のイギリスに、もう一人はドイツのババリアに住んでいて、別々に暮らしていたときに制作されました。感情的な別離と自己発見の期間中、バンドの将来は不透明でしたが、兄弟が再会し、集団的な創造の炎が再び燃え上がりました。

この炎は、古代のシンボルである不死鳥を比喩したもので、バンドと彼らのユニークな音楽スタイルの再生をもたらしました。帰国後、兄弟は Beat Demon、Shadow、S.Reedと再び合流し、次のプロジェクトに向けて徐々に作業を開始した。それからの数年間は、生楽器の演奏や多様な曲作りの方法をさらに試していました。その結果、”Silver Birch” や “Dust Of The North” のような驚くべき流麗なアレンジや、失われた友人が眠る故郷の教会の墓地で兄弟が演奏した、希望についての心を揺さぶるアコースティックな曲 “Freedom For The Living” などが生まれました。最終的には、優れたサウンドアルケミストたちの協力を得て、アルバムが形作られていきました。

ケルト・ジャズ・ミュージシャンの Andy Lawrensonは、いくつかの曲で幻想的なバイオリン演奏を披露してくれたし、ザラースはアルバム全体に渡って精緻な金色のヴォーカルを披露してくれた。そして何よりも驚いたのは、バンドが伝説的なジャマイカ音楽のパイオニアである Lee ‘Scratch’ Perryとつながり、フォーク・パンクの “Freedom Fighting Dystopia” と、祈りのようなアルバム・クロージングの “Reprise of Light” の2曲でコラボレーションを果たしたことです。

‘Snakes & Ladders’ では、音楽と言葉の組み合わせによって、人間の状態や、誰もが抱えている普遍的な真実をイメージさせています。その結果、世界的な不安からくる社会的・政治的な苦難や、平和と受容を求め続ける個人の内面的な存在の葛藤が凝縮された、壊滅的に重要な時代の反映となっています。”All Let Go” のような儚いアコースティック・ナンバーから、”From The Womb To The Grave” や “Jupiter” のような洗練されたエレクトロニック・ビート、” Breathe” のようなパワフルなポストロック風のアレンジまで、ジャンルの垣根を越えた Ceiling Demonsの才能が発揮された豊かな作品となっています。この曲集は、バンドとしての成長を浮き彫りにしており、これまでの彼らの作品の中で最も強力でユニークなものであることは間違いありません。

‘Snakes & Ladders’は、サイクルと構造をテーマにしたアルバムです。生、死、再生、そしてすべてのものの絶え間ない上昇と下降についてのアルバムです。星や季節と結びついたこのアルバムは、自然の混沌と静けさ、そして自由という概念に鋭く焦点を当てた曲のコレクションです。

Snakes & Ladders [Explicit]

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