candlesnuffer – apsomeophone

ARTIST : candlesnuffer
TITLE : apsomeophone
LABEL : Room40
RELEASE : 9/17/2021
GENRE : experimental, ambient, musicconcrete
LOCATION : Melbourne, Australia

TRACKLISTING :
1.were holes mended?
2.satan wash
3.forged baggage 1
4.bad snake laugh
5.money’s dark night
6.forged baggage 2
7.voices of the air shaft 2
8.travel over books roughly

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デビッド・ブラウンより
‘apsomeophone’ は、ムジーク・コンクレート、映画のサウンドトラック、20世紀のクラシック音楽の作曲家たちの緊密なグループへの愛情と、リスナーの視点からの歴史的な没入感から生まれました。このような聴取経験は、ある段階で私自身の思索と絡み合い、徐々に開花し進化している私のプリペアド・ギター技術の代理的なアンサンブル伴奏として、ライブで使用するために、非常に個人的に適した録音グループを作曲したいという願望と結びつきました。

「聴覚の彫刻」とでも表現したくなるような作曲プロセスを経て、私は憧れの作曲家たち(Béla Bartók, John Cage, Pierre Henry, György Ligeti, Tōru Takemitsu and Edgard Varéseなど)の作品から、音の断片や短い音楽的パッセージを抽出しました。これらの小さな音の抽出物を大きく加工し、空間的にも時間的にも増大させ、断片的なグループにアレンジして、耳に心地よい相関関係を作りました。この変形プロセスは長い時間を要する作業となり、すぐに私自身のギター、弦楽器、電子機器を使って生成された他の断片的な音を体系的かつ反応的に追加することで、より豊かで複雑なものとなりました。そして….、重ねたり編集したりしながら、音の彫刻としての満足感を得るために最終的なポイントに向かって進んでいきました。’apsomeophone’ に収録されている各作品は、オデッセイのグループとして、前述のインスピレーションの源となった1つまたは2つの先例に焦点を当てています。

15年経った今でも、’apsomeophone’ に収録されている曲は私の心を温かく掴んでいます。時間的には離れていても、作曲プロセスの細かな部分まで飽和状態になっていて、まるで支えてくれる温かい水に浸かっているような感覚です。私にとっては思い入れのあるレコードであり、そこから生まれた作業方法が自分の中で当たり前になっているほど、関わりが深いものです。徹底的に練り上げられたこのレコードは、なぜか何の違和感もなく、前作のモードをゆるやかに継承していると思います。