Brigid Mae Power – Burning Your Light EP

‘Burning Your Light’ は、注目すべき Brigid Mae Powerの6曲入りカヴァーEPで、彼女のユニークなヴォーカル・スタイルと音楽をあらゆる方面に広めた ‘Head Above the Water’（2020年）に続くものです。パワーの歌を解釈する能力は疑う余地のないもので、曲作りの芸術に対する彼女の愛も同様です。彼女は痛みから喜びを巧みに引き出し、それがこの新しいEPで完璧に表現されています。

“Didn’t It Rain”（Songs: Ohia）のもろさから、Aretha Franklin, Bob Dylan, Patsy Clineの痛快さまで、彼女はこれらの名曲に希望と敬意をもたらしています。このEPには、オルタナ・カントリーの偉大な先駆者である Townes Van Zandtのエッセンシャル・アルバム ‘For The Sake Of The Song’（1968年）に収録された “I’ll Be Here In The Morning” 、Bob Dylanの ‘Desire’ に収録された “One More Cup Of Coffee”、Aretha Franklinの1970年のアルバム ‘This Girl’s In Love With You’ に収録された “It Ain’t Fair” 、Songs: Ohiaの ‘Didn’t It Rain’ から、Patsy Clineが1963年に発表したカントリー・スタンダードの “Leavin’ On Your Mind” まで、新たな絶望の淵に立たされています。

また、アイルランドのバラードである “May Morning Dew” も再構築されており、このジャンルの最高の伝統であるブリギッドの声がうなりを上げています。伝統的なサウンドは、その冷ややかな雰囲気とともに新しい時代にもたらされています。

Burning Your Light

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