Black Doldrums – Dead Awake

ARTIST : Black Doldrums
TITLE : Dead Awake
LABEL : Fuzz Club Records
RELEASE : 3/11/2022
GENRE : psychedelic, postpunk, shoegaze
LOCATION : London, UK

TRACKLISTING :
1.Sad Paradise
2.Into Blue
3.Sleepless Nights
4.Now You Know This
5.Dreamcatcher
6.All For You
7.Runaway
8.Sidewinder

北ロンドンを拠点とするグループ Black Doldrumsが、からデビュー・アルバム ‘Dead Awake’ のリリースを控えている。元々は Sophie Landers (drums/vocals) と Kevin Gibbard (guitar/vocals) のデュオとして結成されたが、最近になって Matt Holtがベースに加わりトリオとなった Black Doldrumsは、ゴシック・ポストパンクと革をまとったロックンロールの精神を融合させたダークでシューゲイザーなサイケを扱っている。Jared Artaud (The Vacant Lots, Alan Vega)のプロデュースによる ‘Dead Awake’ LPは、2枚のソールドアウトEP(最近では2019年の ‘She Divine’ )、イギリス、EU、アメリカでのツアー、Clash Magazine, New Noise Magazine, Louder Than War, Shindigなどからの賞賛を受けて到着した。

サイケ・アンダーグラウンドですでに熱狂的なファンを培ってきたケヴィンとソフィーは、2020年に待望のデビュー・アルバムの制作に着手した。当初の予定では、レーベルメイトである The Vacant LotsのJ ared Artaudと共にニューヨークでレコーディングする予定だったが、パンデミックとそれに伴うロックダウンや旅行規制のため、必然的にそれは中止となった。代わりに彼らはロンドンでレコーディングを行い、アルトーはブルックリンからリモートでアルバムのプロデュースとミキシングを行った。「距離が障害になることもあり、興味深いコラボレーションになった」とソフィーは振り返る。「でも、連絡を取り合ったり、電話で曲の詳細をじっくりと話し合ったりする傾向が強まったので、実際、創造性の助けになったわ。ジャレッドと音楽について、そして私たちが影響を受けたものすべてについて会話をするのは本当に楽しいことだったわ。このアルバムでは、完全なコラボレーションであることを聴いてもらえると思う。」

‘Dead Awake’ では、Black Doldrumsがギアを入れ替え、以前の作品よりもクリーンで正確な創造的アプローチを採用していることがわかる。「このアイデアは、自分たちの曲に対して絶対的に残忍であること、そして必要だと思うものだけを切り捨てることだったんだ。この時点まで、僕たちは実験をしていて、自分たちが作ったものに満足していたけれど、もう過剰なリバーブや過剰なギターの後ろに隠れる必要はないと思ったんだ。自分たちらしいサウンドでありながら、時の試練に耐えるために必要な要素をすべて備えているんだ。」その結果、このアルバムはより冷たく、より削ぎ落とされたように感じられる。エフェクトはまだそこにあるが、基本的な部分まで削ぎ落とされているので、音の壁による錯乱よりも曲そのものが優先されているのである。