Ben Marc – Glass Effect

ロンドンのカッティング・エッジ・ジャズ・シーンのキーパーソンとして登場したプロデューサー／マルチ・インストゥルメンタリストの Ben Marcが、昨年9月に発表したEP ‘Breathe Suite’ が、NPR、Pitchfork、The Wire、The Guardianなどに高く評価され、それに続くデビュー作となるフルレングスをこのほど発表しました。’Glass Effect’ は、フリージャズ、ブロークンビート、ヒップホップ、エレクトロニカなど、様々な影響を受けた作品を崇高なまでに統合し、独特のサウンドを追求した13曲からなる、確かで完成度の高い作品です。

Radioheadの Jonny Greenwood、エチオジャズのパイオニアである Mulatu Astatke、アフロフューチャーの Sun Ra Arkestra、そしてグライムの伝説的人物 Dizzee Rascalを結びつけることができるのは稀な才能だが、マークは長い間音楽の世界を曖昧にして境界を横断してきたのである。’Glass Effect’ を書き始めた理由のひとつは、イビサ島のナイトクラブに行き、夏のダンスフロアで太陽に照らされた幸福感を味わったことと、Four Tet、Bonobo、Machinedrum、DJ Shadow、Madelibといったアーティストたちのビートドリブンなプロダクションに触れたことだとマークは語る。