Antonio Dayyani – Trop op

その際立った音楽的個性と作曲の声によって、ラジオの司会者や批評家たちから賞賛されている若手ドラマー／作曲家アントニオ・ダヤニは、自信をもって2枚目のスタジオ・アルバムを発表します。北欧のメランコリーと埃っぽいアメリカーナを組み合わせた「Trop Op」は、April Recordsから9月27日にリリース予定。

自身のレーベルからリリースしたデビュー作「Dayyani」（2022年）に続くアルバム「Trop Op」は、ドラマーが作曲活動の初期に発見したペダル・スティール、トランペット、北欧フォークのムードをより深く掘り下げ、より大きく包括的なビジョンへと発展させたもの。

8曲のオリジナル曲とスウェーデンの伝統的な民謡のアレンジをフィーチャーしたダヤニのシンプルかつ洗練された作曲スタイルは、叙情的なテーマのメロディー、豊かな民俗的ハーモニーに焦点を当て、セクステットの各メンバーの音楽的アイデンティティを紹介するもの。

Tigeroak、Nordlys trio、Vingborg/Valencia Quartetなど、デンマークの新進気鋭のジャズ・グループで何年も一緒に演奏してきたこのアンサンブルは、お互いの声を自由に表現するスペースを与えることに精通しています。ペダル・スティールからの高らかな残響の弧、繊細なドラムのグルーヴ、表現力豊かで味わい深い即興演奏は、現代の北欧ジャズに想像力豊かで新鮮な視点を提供。

このアルバムのタイトルは「Step Up（ステップ・アップ）」と訳され、私たちは皆、自分たちのコミュニティのためにステップ・アップし、周りの人々ともっと自分自身を分かち合う必要があるというダヤニの考えを表しています。

「私たちは、精神的な健康や、自分自身を大切にする必要がある個人的な成長にますます焦点が当てられている時代に生きています。そうすることで、私たちは時に自分の中に閉じこもり、自分の内面に集中し、お互いのため、そして私たちの活動を取り巻くコミュニティのために立ち上がることを忘れてしまうことがあると思います」