Allison Lorenzen – Tender

ARTIST : Allison Lorenzen
TITLE : Tender
LABEL : Whited Sepulchre Records
RELEASE : 11/19/2021
GENRE : indiepop, dreampop
LOCATION : Denver, Colorado

TRACKLISTING :
1.Birds, A Chapel
2.Chalk (feat. Midwife)
3.Vale (feat. Midwife)
4.In a Dream
5.Afterthought
6.Backwards
7.Tentacles (feat. Midwife)
8.Mirrors

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今年初めにリリースされた、歪みに満ちたリードシングル “Vale” の衝撃がまだ残っていたため、デンバーを拠点とするこのアーティストのフルレングスLPがどのようなサウンドになるのか、多くの人が期待していました。前述の Midwifeとのコラボレーションによるディストピア的なフィーバードリームをノイズフロアとして使用し、’Tender’ に収録されている8曲は、低い雲の天井を覆う心配そうな煙のようにスパイラル状に上昇し、光に向かって伸びていきますが、常にローム状の地表が見えています。シンセ、鍵盤、ギター、そして繊細なパーカッションで構成された青々とした重厚な曲を奏でる ‘Tender’ は、Allison Lorenzen(アリソン・ロレンゼン)が最も弱い状態にあることを示しています。恋愛関係の終わりや、彼女の音楽プロジェクトである School Danceから受けた古傷を抱えながらも、’Tender’ は、孤独の知恵、家族や友人に世話をしてもらうこと、そして最後にはその道のりを記録することの後に来る、失恋から立ち直るという新たな感覚に満ちています。

テンダーには「通過」が大きく関わっています。限界のある空間を通過するイメージがふんだんに盛り込まれています。”Vales” は感情の谷であり、McCarthyにヒントを得た終末の時でもあります。”Mirrors” は深い自己反省への入り口であり、”Tentacles” は古いパターンや古い記憶に引き戻され続けます。音楽的には、この癒しへの非線形のアプローチが、光から闇へ、そしてまた光へと移動する曲を通して探究されていますが、同じフレーズではなくても、しばしば同じ曲の中で繰り返されます。

ロレンゼンの声には、不思議なコーラス・クオリティーがあります。彼女のスモーキーで儚げな声でまっすぐに歌えば非常に美しく聞こえるフレーズを、ロレンゼンは同じ呼吸の中で1つの言葉を数オクターブ変化させることで、頻繁に状況を変化させます。静かで世界を変えるようなクレッシェンドを書く傾向がある Beach House と似たような音楽の道を歩んでいます。Julee Cruiseの夜行性でStyxに導かれたドリーム・ポップ、Miserableや ‘Tender’ のコラボレーターである Midwifeのヘビーでディストーションの効いたギターと世界に疲れたヴォーカルなど、ロレンゼンの作品は独自の映画のような世界で生き生きとしています。