Alison Knowles – Sounds from the Book of Bean

ARTIST : Alison Knowles
TITLE : Sounds from the Book of Bean
LABEL : Recital
RELEASE : 11/5/2021
GENRE : experimental, ambient
LOCATION :

TRACKLISTING :
1.Sounds from the Book of Bean
2.Essential Divisions
3.The Whale Shark Rhinodon
4.Bean Sequences
5.Popular Bean Soup

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フルクサスのパイオニアである Alison Knowles(アリソン・ノウルズ)(1933年生まれ)の初のLPレコードです。’Sounds from the Book of Bean’ は、ノウルズがニューヨークの フランクリン・ファーネスに建設した高さ8フィートのウォークインブック「The Book of Bean」(1982年)に関連するノイズとテキストの集合体です。この録音、つまり大きな本を作る音は、インスタレーションの中で継続的に再生されました。和田義が本の丸い背表紙を打ち込む音、他の共同制作者がインクを混ぜる音、馬に餌をやる音、ハドソン渓谷の水の流れなどが、ノウルズと娘のジェシカ・ヒギンズが読むテキストや詩と重なっています。

アルバムの第2面には、ノウルズが赤、黒、白の豆を使って演奏する ‘Essential Divisions’ という作品が収録されています。アンネア・ロックウッドの地下スタジオで録音されたもので、ノウルズは豆をガラス、陶器、木、そして彼女の口の中で鳴らしています。さらに豆の歴史や音の詩が朗読され、最後はジョージ・ブレヒトが翻訳した古代のレシピ「ポピュラー・ビーン・スープ」で締めくくられます。

ノウルズの大著は、彼女が言うように「トランスバイロメンツ(transvironments)」、つまり変容的に経験される環境です。彼女の本の現象学的性質は、このレコードの場合、聴覚的に抽出される。ノウルズが本の終わりについて述べているように、「読者は梯子を使って、あるいは窓から出て、豆と夢に関する矛盾した知恵がプリントされたモスリンのパネルを通って出て行く…人は進むか引き返すかのどちらかで再び始めることができる」のです。

1982年に New Wilderness Audiographicsレーベルからカセットテープで出版されたものを、オリジナルテープから移し替えたリマスター版です。