Ada Kaleh – Nodus Tollens EP

ルーマニアの作曲家、DJである Ada Kalehは、伝説的なアンビエントレーベル Apollo Recordsから新しいアルバム ‘Nodus Tollens’ をリリースし、彼の作曲の器用さのより複雑で質感のある側面を明らかにしています。

2010年から2020年にかけて作曲・録音された ‘Nodus Tollens’ は、ミニマルハウスやテクノの枠を飛び出し、アンビエントエレクトロニカやミニマリズムの様々な面を追求しています。スティーブ・ライヒやテリー・ライリーなどのミニマリストにインスパイアされた4曲は、ダンスミュージックの枠を超え、自然なフリーフォームのリズムに焦点を当て、瞑想と癒しの周波数が特殊なテクスチャーと絡み合い、心地よいサイケデリアとなっています。

時間の直線的な性質に疑問を投げかけ、それぞれの作品はリスナーを渦巻くサウンドスケープ、DMTの領域、時間のループに導き、探索するための聴覚的な安全地帯を作り出します。60年代、70年代のスピリチュアルジャズ、アフロビート、その他サイケデリックなテクスチャーへの情熱に後押しされ、Ada Kalehはこれらの音楽的試みを量子テクノと表現しています。

2枚の12インチレコードと4つの異なる時間の流れ（未来、過去、現在、エントロピー）、”Nodus Tollens” はシームレスなリスニング体験で、作曲家の音楽の旅の発展を告げるもので、これまでに Dialogue、Rawax、R&S Recordsや彼自身の Ada Kaleh Romaniaからリリースされている。アルバムのスリーブアートワークは、才能あふれるアーティスト Anca Popaが担当しました。